花の使命は、小さくとも置かれたところで懸命に咲くことにあります。哀しみに打ちひしがれることなく、ほほえみを忘れずに生きるとき、あなたはこの世で最も美しい花になります。小さなことにも愛をこめて命を咲かせてください。
自分のなかに幻を持たなければ、人間は生きてゆけないと考える作家が、美しい言葉で綴る、魂と心の世界についてのエッセイ50篇。
あなたのランドセルには何が入っていますか?教科書やノート、エンピツなどといっしょに、ちょっぴりひみつなものがランドセルのすみにしまってありますね。この「作文ランドセル」にも、いっぱい、ひみつがつまっています。ゆかいな話、びっくりする話、ふしぎな話、勇気のでる話、悲しい話が、日本じゅうの6年生の書いた作文のなかにいっぱいでてきます。
29歳のマキシ・アンバービルはさっそうとコンコルドのタラップを降りた。これからマンハッタンのアンバービル出版の緊急役員会に出席するのだ。しかし、意気揚々と会議室にのりこんだマキシを待ちうけていたのは、思いもかけない事件だった。こともあろうに叔父のカッターが母のリリーを言いくるめて結婚し、社の実権を手中にしようとしていたのだ。あまつさえ、いまは亡き父のザッカリーが心血を注ぎ、理想に燃えて創刊した雑誌四誌を、業績不振を口実に廃刊にするというではないか。そうやすやすとあの男の思いどおりにさせはしない。なんとかして取り戻してみせる。何年、たとえ何十年かかろうとも、私の手に取り戻してみせてやる。マキシはやさしかった父のおもかげに誓いながら、怒りに身をふるわせ、足音も荒く席を蹴ったのだった…。
決然と役員会の席をたち、みずから強引に新雑誌の編集長におさまったマキシは、娘のアンジェリカと前の夫ロッコに助けられながら、生来のきかん気とバイタリティにまかせて雑誌づくりをおしすすめていった。そして創刊の日、彼女のつくった女性の味方「B&B」は、またたくまに売り切れてしまった。カッターの鼻をあかして、マキシは有頂天だったが、カッターもだまってはいなかった。経費の膨張を理由に、社の売却を画策しはじめたのである。彼は、ともかくザッカリーが憎かったのだ。その名前を地上から消すためならなんでもするつもりだった。そしていま、憎しみは彼の愛娘にむけられている。カッターVSマキシの対決。波瀾にみちた彼女の人生の幕があいた…。成功の甘い香り、挫折と苦悩。男と女の愛の苦しみ、憎悪と嫉妬。華やかなマンハッタンの街を背景にマキシとリリーがくりひろげる一大叙事詩。
がんばれ!日本経済。マル金トレンド白書。ベストセラー「金魂巻」「金魂巻の謎」につづく渡辺和博のイラスト物語第3弾!物マル金の企画誕生と動向、情報などをとらえ、いかにして成熟した消費市場を築くかを解明。タラコプロが3年の沈黙を破って放つ期待の力作。
あたし、桂木あず。高校2年生。ファッションデザイナーのママと2人暮し。ママは仕事が忙しく、いつもひとりぽっちだった。というのは、ボーイフレンドができたの。一つ年上の大元カオル。あたしにとって大切な人。今は、航海士になるために、受験勉強中。あたしの夢がなんなのか、まだわからない。とりあえずは、雑誌のモデルの仕事が楽しいの。アリシアという友達もできたし。でも、大変!ママの会社に変な噂が…。
聖沢渓谷に転落してひん死の薫、あと1週間の命(!)。彼女を救えるのは世界じゅうで唯ひとり、そう天才シャルルだけ。あたしと和矢はもうとてもじっとしていられなくて思わずフランスへと向かったの。ところが、シャルルと再会して喜んだのも束の間、今度は彼に殺人容疑が!え〜い、しゃあない、こぉなったらあたしがシャルルの汚名を晴らしてあげるわ!だから、お願い、薫を助けてっ。
日本では薫が生死の境をさまよい、ここフランスではシャルルが殺人犯として指名手配、さらには重傷の和矢が病院から逃げ出して行方不明、とあっちもこっちも大ピンチ。一方、アルニー城の連続殺人事件を調査していたあたしとカークは秘密の地下道で謎の腐乱死体を発見。一体これは誰なんだろう…?と、その時、突然地響きとともに何かがあたしたちに迫る。あっ、カークあれはっ…。
子どもの気遣いが見えますか。けろっと明るい子どもたちがかかえる大人のような気遣いや不安…。日常の不安定から子どもたちを解放し、いきいきと学習と生活に向かわせる仕かけとポイントとは-。