私、山田葉月。1メートル54センチなの。だけど、彼の方は1メートル80センチもあって「葉月には成長期がなかったもんなぁ」なんて、私の頭をなでるのよ。彼、桂木啓友。サッカー選手で、エリート校の倉野高校へ進み、私は一条高校。別れ別れの高校生活になって、私にはバスケの藤井先輩が迫ってきたり、彼には白鳥由香里が想いを寄せたりだけど、でも私、やっぱり啓友が一番だなあ。
ポーラ・ホープは家族を亡くし、22歳のとき故郷のフロリダを離れ、たった一人で憧れのビバリーヒルズにやって来た。男に裏切られ、辛いことばかりだった今までの人生。金もなく、将来のあてもなかったが、いつか素敵な男性と出会い、愛し合い、そして仕事でも成功して有名人になりたい、という夢を抱いていた…。ぼんやりと街角に立ちつくしていた彼女は、偶然アメリカでトップのインテリアデザイナーと知り合い、ひと目で隠れていた才能を見出され、彼の下で働くことになった。人生がいきなり、大きく動き出したポーラの前に、“運命の男”が現れた。映画俳優のロバート・ハートフォードだ。思いがけない出会いをきっかけに、二人は恋におちていく。欲望と虚飾が渦まくこの街で、ポーラはデザイナーとして成長していき、そして二人の愛は…。
忘れられた国家アスパシアはいつ、どこで建国されたのか?タイムスリップする小説。
物理・化学者として偉大な功績を残したキュリー夫人。ラジウムの発見者であり放射線化学の先駆者であったマリー・キュリーの生涯をあますところなく描いた名著の完訳版。カーネギー賞。
この本によって、はじめてフラワーデザインを学ぶかたがたは、フラワーデザインの基礎知識とテクニックを習得でき、また、すでに花屋さん等で仕事に従事しているかたがたは、実際の商品作りやディスプレイ制作に役立てていただけるように、写真を多く使いわかりやすい解説をつけました。
愛する人、親しい人の死を嘆き悲しむことは、こころの健康にとって、自然なまた必要なプロセスである。本書は、対象喪失による悲しみを〈悲嘆の四つの課題〉という枠組みで押さえ、複雑な要因が絡んでいる悲嘆を要領よくまとめ、悲しみに暮れている人へのはたらきかけを、カウンセラーたち援助者に役立つよう豊富な事例を示しながら、具体的に解説していく。
なぜ悲劇は起きるのか。社会から疎外された人々を刑事ではなく作家の眼で見つめた記録。事実が奏でる『戦慄』と『感動』の3作品。
天台宗ハワイ開教20周年記念として、異色の画家荒了寛師が描く独特の仏画と仏を訪ね歩いた珠玉のエッセイ。
大いなる戦乱の只中にあるバレンシア大陸。数多のユニティが命を落とし、そして新たなる出会いの物語があった。解放軍をひきいてソフィア王国を復興させた王侯軍大将アルム。若き神官セリカはまさに悲願であるミラ神復興を達成せんとしていた。しかし、運命は未だ2人を異なる方向へと導いていた。冷酷非情なるリゲル皇帝ルドルフの黒き企みが、再びその姿をもたげ始めている。…ソフィア王国の壊滅。何ゆえ彼はそこまでの狂気に走るのか?アルムは血の宿命すら知らず、剣をかざす。はたして2人の愛はまっとうされるのか?バレンシアに平和は訪れるのか?ここに物語は完結する。
世界の逸品が心にくい演出を施すダンディズム。ライカ、ローレックス、ダンヒル、ゼロ・ハリバートン、モンブラン、ダビドフ、クリストフル、ピューター・フラスコ、レイバン、シャネル。世界の一流品が物語に新鮮な息吹きを与える。思いっきり粋で、センスが光る、全く新しいエンターテインメント小説。
ポルシェ911ターボに乗るマンガ家“みやすのんき”がポルシェにまつわる神話の中に隠された真実を求めて東奔西走する。理想のポルシェドライバーを目指すフリークたちの笑いと涙に満ちた物語。
“悲しみがとまらない”“シングルアゲイン”“駅”等々大ヒットソングをモチーフにした、12のラブストーリー。理想的な恋愛とそれを彩る女友達との過不足ない友情。その両方が備わった、輝やかしい「青春」を得るために、ひたむきさと計算を同時進行させる女の子たちの、小さな戦いの物語。大ロングセラーの待望の文庫化。
1993年、7月12日。強烈な揺れと巨大津波が、海の幸に恵まれた“宝の島”を、一瞬にして地獄に変えた。だが、家族も家も奪われながら、明日に向かって懸命に生きる姿が、ここにある。