九・一一同時多発テロで肉親を失った一〇〇以上の家族によって構成されている「ピースフル・トゥモロウズ」。彼らは、報復や戦争ではなく平和的な解決を模索・提案する。思想的背景も、年齢も家族構成も異なる多様な人びとが、困難な状況下、時に迷い、論争し、また資金難にあえぎながらも、いかにグループを結成し、どのような活動をしていったか、その最初の一年半の思考錯誤を克明に綴った希望のドキュメンタリー。
できる男ほど女性の動かし方が巧い。その秘密!褒めれば女は悦ぶ?感情的だから理屈が通じない?…男がカン違いしている女性心理の真実を知れば、すれ違いも一挙解決。
人生の旅路に迷ったら扉を開けてみませんか…。励ましと勇気、生きるヒントを与えてくれる信州人たち-。
くり返される戦争、虐待…。ねたみと憎しみがあふれ、その重さに耐えきれなくなった地球。いま、武器を花にかえるために愛の小さな使者が。
鋼の意志と実力で、67歳の現在までハリウッドの女王の座に君臨してきた女優、イヴ。デビューから50年の時を経て、彼女は自らの半生を綴る自伝の出版を決めた。これまで私生活について堅く口を閉ざしてきたイヴのすべてが明かされることもあり、自伝の出版には世界中から大きな期待が寄せられるが、一部の業界人たちは「恥ずべき過去の秘密」が暴露されることをおそれ、怒りと苛立ちをつのらせていた。たび重なる陰湿な脅迫行為をものともせず、イヴはその驚くべき半生を語りつづけるが…。
ハリウッドの伝説的女優、イヴ・ベネディクトの公式版自伝の執筆者に選ばれた作家、ジュリア。シングルマザーとして独力で一人息子を育てる彼女は、女優として、女として誇り高く生きてきたイヴに魅せられてゆく。また、日増しにエスカレートする脅迫行為に怯える彼女を支えるイヴの義理の息子、ポールにも惹かれていた。イヴとの友情、ポールとの愛情をはぐくみながら、ジュリアは着実に原稿を書き進めるーまもなくイヴから告げられる衝撃の事実に、激しく動揺することになるとも知らずに。
誰かが、誰かに会いに来る。誰かが、誰かに会いたいと思う。それってなんなんでしょうねー。離婚して実家にもどり、雑貨をつくりながら静かな生活をおくる果那。夫と別れるきっかけとなったある出来事のせいで、自分の家では眠れないのに、なぜか雑貨の卸し先「梅屋」の奥の小部屋では熟睡することができる。梅屋で働くみなみちゃん、どこか浮世離れした両親、賑やかな親戚、そしてずっと昔、私を誘拐したらしい「天使のおじさん」-。さまざまなひとの、さまざまな人生。生きていくことのいとおしさが胸にこみあげる。いま注目の作家が贈る、静かな、うつくしい物語。
一生不犯の聖人といわれる法然には、少年時代に負った心の疵があった。人生に隠された深い哀しみの謎と人間像に迫る。
浄土宗の祖法然は、なぜ専修念仏という新仏教を立て、末法の世に行き悩む凡夫・女人などの庶民を救おうとしたのか。
わが子への愛、母への愛。詩作への熾烈な情熱。それを断ち切る深い哀しみ。永遠の詩人金子みすゞの燦然と輝く詩魂!その美しさと哀しみの秘密を説き明かす。
『三太郎の日記』の著者阿部次郎とその家族の赤裸々な姿を、娘、姉そして妹の眼を通して見事に描ききった渾身の書。ここには真実の「愛」の力がしるされている。