日本の山岳遭難の約7割を扱う長野県警察山岳遭難救助隊。その厳しい救助活動の数々を綴った、山男たちの汗と涙の手記。
心の空洞を埋め、心を癒す。「不幸」の実例をもとに、その悲しみの過程を明かし、名僧の心の軌跡から、立ち直りの方策を探る-。
編者自身が代表として関わる「ちいさな風の会」(子どもを亡くした親の会)の文集に寄せられた1200編以上のエッセイの中から80余編を収録。デス・スタディに長年携わってきた編者による解説を付す。愛する子を失った親の痛切な悲しみ、魂の叫びは読むもののこころを揺さぶらずにはいないだろう。いのちとは何か。なぜ生きるのか。そして悲しみは癒されるのか。日本人のこころの断面を「悲しみ」という視点から浮き彫りにする貴重な証言録。
詩の言葉は過去のものになることはない、詩は深い時の層を掘り起こし現代の光をあてるー。過ぎゆく時代の言葉を死に追いやる新しい時代が文化的飢餓におちいっていくなかで、ロシアの原点プーシキンや古代ローマのオウィディウスをも現代化する詩の発掘力によって照らしだされた美しい言葉。旧都ペテルブルグの死滅を予感しつつ、言葉の使命と時代を見つめた詩人の第二詩集と二つのエッセイ。
伴侶を亡くした人たちの心のさけびが「生きる」ヒントを与えてくれます。
くり返される戦争、虐待…。ねたみと憎しみがあふれ、その重さに耐えきれなくなった地球。いま、武器を花にかえるために愛の小さな使者が。
「星とせせらぎの詩人」「第二の八木重吉」と呼ばれた日本を代表するキリスト教詩人、島崎光正。自らも詩人である著者が、その悲しみ、喜び、出会いに満ちた生涯を語る。