警視総監が狙われた列車爆破事件の真相は!?後藤警視総監が誘拐された。犯人の山中悦夫は、二年前に起きた列車爆破事件の真犯人を、一週間以内に捜し出せと要求する。当時の警視総監をはじめ二十二人が死亡したこの事件では、山中の父親が逮捕され、容疑を否認したにもかかわらず死刑判決を受け、獄中で病死していた。再捜査を指示された十津川警部は再びしなの鉄道に乗りこむが…!?
万葉歌人・山上憶良。その原点は朝鮮半島生まれの「在日」という生い立ちにあった。「貧窮問答の歌」など貧困・病苦・老い・生死を見つめたリアルな社会派詩人ー憶良の歌う悲しみは、現代に通じる悲しみである。万葉文学の第一人者であり、日本人の心性を追求し続ける著者が、「あまりに人間的な」男の人間像に迫る。
「僕が故郷に漠然と期待したのは避難港だった。ところが、それどころではなかった」-。東京から郷里の静岡県藤枝市に居を移した三十手前の小説家・及川晃一の日常的思索を描いた著者の自伝的小説の前編。日本人とは、市民とは、そして小説家とは何かを考え続けた、「内向の世代」の作家・小川国夫の深い懊悩が滲む秀作。朝日新聞に連載され、第5回伊藤整文学賞を受賞。
「ほとんどの人は実際に愛する者を失うまで、死別の悲しみがどんなものか、本当にはわかっていません。この本では死別の悲しみが始まった時から、それを乗り切るまでの全過程が説明されています。悲しみのプロセスを理解することが、悲しみを乗り越えるための助けになると信じます。」死別の悲しみを30年以上も研究したカウンセラーのアドバイスが心に灯をともす。
妹と母を亡くし、母の治療費を払うために家も売ったブレアは、唯一の肉親である父を頼ってフロリダのローズマリー・ビーチにやってきた。所持品はおんぼろのトラックと20ドルだけ。父の家が驚くような豪邸だったことに戸惑ったものの、父の再婚相手の息子ラッシュが、食糧庫の奥の部屋をひと月だけ貸してくれることになった。生活費を稼ぐため、ブレアは売り子の仕事を見つけるが、金持ちばかりの集まる環境になじめない。なかでも、有名なドラマーの息子でプレイボーイのラッシュはなぜか冷淡で…。2013年goodreadsベスト・ロマンス賞第5位。
災害、コロナ、事故、病気、失業…人生には「想定外」が起こる。しかし目の前の荒野にも必ず道はある。一歩を踏み出しさえすればわかる!極限を経験した著者だから語ることができるメッセージがここに。
元「週刊プレイボーイ」誌の名物編集長が、「東京スポーツ」紙上で連載した人気コラムをまとめた処女エッセイ集『甘い生活』の続編が登場!単なる有名編集長の回顧録、編集論にとどまらない、男として、ロマンティックな愚か者として、ユーモアとペーソスを糧に、面白おかしく生きていく技術を教えてくれる。伊集院静氏の巻頭言、横尾忠則氏の装画が、シマジワールドを彩る。
不完全こそ美しい。ちょっと不器用なあなたへ送る生き方を変えるヒント。
PTGとは?Posttraumatic Growth(心的外傷後成長)をわかりやすく解説し、人間としての成長とはどういうことか、そのために私たちにどんなことができるのかを考える。
クラシニクの「悲しみの聖母教会」の新しいオルガンの音
ポーランド南東部のクラシニクにある「悲しみの聖母教会」は1998年7月4日に設立され、オランダの教会から持ち込まれた1938年製のオルガンが設置されました。2021年から2022年にかけて、このオルガンは全体的な改修・再建が行われ、2つのペダル声部が追加されました。このオルガンに適したバロックとロマン派の作品を中心に収録されています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ミコワイ・クラコワ(16世紀):『ヤン・デ・ルブリンのタブラチュア』より前奏曲 ヘ長調
● J.S.バッハ:神のひとり子なる主キリスト BWV.601
● J.S.バッハ:われ心よりこがれ望む BWV.727
● J.S.バッハ:讃えられよ、イエス・キリスト BWV.604
● J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068〜アリア(ロマン・ビス編)
● J.S.バッハ:オルガン・ソナタ第4番ホ短調 BWV.528〜アンダンテ
● ヘンデル:水上の音楽 HWV.349〜アラ・ホーンパイプ(スタニスワフ・マリイェフスキ編)
● ジョン・スタンリー[1712-1786]:オルガン組曲〜トランペット・ヴォランタリー(ヘンリー・コールマン編)
● メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ ハ短調 Op.65-2
● メンデルスゾーン:アンダンテ ニ長調
● メンデルスゾーン:アレグロ、コラールとフーガ ニ短調
● シューマン:子供の情景 Op.15〜トロイメライ(アレクサンドル・ギルマン編)
● スタニスワフ・モニューシュコ[1819-1872]:前奏曲
● ヴィンツェンツォ・ペトラーリ[1830-1889]:ソナタ・フィナーレ
● フェリクス・ノヴォヴィエイスキ[1877-1946]:Marche Solennelle
● レオン・ボエルマン[1862-1897]:ゴシック組曲 ハ短調 Op.25
ロマン・ビス、スタニスワフ・マリイェフスキ、バルトシュ・ミュリエル(オルガン)
録音時期:2023年5月10日
録音場所:ポーランド、クラシニク、悲しみの聖母教会
録音方式:ステレオ(デジタル)
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