ロマネスクで怪異な愛のかたち!川端康成が芥川賞漏れを嘆いた「伝説」の小説、いま蘇る。
「悲しみは、いつまでも心の奥深くに…獣医師の私は、ユキチを亡くして初めてペットを失った飼い主の気持ちがわかった」-愛犬ユキチのおくりもの。
愛する人の死、離婚、失恋、失業-人生で出会う悲しみは40もあります。しかし、なぐさめも時間の経過も、その傷を本質的には癒してくれません。悲しみを乗り越えるためには、ある「具体的な行動」が必要なのです…。悲しみから立ち直るための具体的な行動を教えます。
本書は、一つひとつが一ページか二ページ程度の短い「法話」となっています。それらはみんな人間がこの世をうまく生きていくために、お釈迦さまが語られた生き方の智慧です。
本書は著者がつれづれなるままに思い描いた仏のはがき絵に好きな言葉を添えた画文集。
子どものためのやさしいグリーフワーク。つらい経験のただ中にいる子どものために、傷つき悲しんでいる子どものために、私たちにできることは何か?親・教育者・セラピスト・医者・そのほか子どものケアに関わるすべての人たちに。
著者は動物の気持ちがわかり、彼等と話ができる女性。動物と会話できるという能力を隠してきたが、ふとしたことで人々に知られることに。以来、著者は自分の牧場の仕事以外に、依頼人の要請でさまざまな動物たちの具合をみるようになった。どんなにひどい目にあおうと、じっと耐え、飼い主に従うしかない哀れな動物たち、無理解な人間にかこまれ、感情を枯渇させてしまった動物たち…。ニッチの誠実さ、深い愛情が彼等を優しく包み込む。動物たちは静かに語り始めた…。
ベストセラー『豊かさの精神病理』を生んだ精神科医が、24人の女性患者たちとの対話を通じて、「悩み」の向こうにある「本当の問題」を探る。「そうだったのか!」がわかる迫真のカウンセリングエッセー。
すぐれた絵画性と稀有の音楽性により、45ヵ国語を超える地域の読者を魅了するスウェーデンの生んだ世界的詩人、トーマス・トランストロンメル。詩人は簡明な言葉と鮮やかなメタファーで、美しい絵を描き、俳句への接近もこころみる。「群像」「ユリイカ」誌上で紹介され反響を呼び、刊行が待たれていた氏の本邦初訳詩集。本書には最新詩集『悲しみのゴンドラ』とその後の新作を収録。
もしも、あなたの近親者や恋人が突然亡くなったら、その悲嘆の深さはいかばかりのものでしょう。その後の人生を生きつづけるにはどうすればいいのでしょうか。感動的な実話をもとにして、著者は、遺された者をおそう悲しみのもつ意味について、だれにでもわかることばで語ってくれる。悲しみのなかにある者への援助と癒し。
パリ留学中の、在日韓国青年が出会ったフランス女性との恋。切なく清らかで、香り高い愛の世界にいながら、主人公が在日という政治的、負の部分を背負っている為、その心に巣喰った空虚な内心の光景が、二人の美しい愛に影をおとす。
韓国の歪曲・捏造報道にはもう我慢できない。北朝鮮問題、竹島問題などの最新情報を盛り込みながら、暴走する韓国へ新韓派著者が呼びかける。
静かな港町の造船所に謎の外国客船がやってくる。だが姿を現した巨大な船体には、もの悲しい雰囲気が漂っている。アスパシア・アン号。乗って来たアスパシア人とは、一体何者か。忘れられた国家の議会は、由緒正しくも、しかしデタラメに展開して…。生者と死者の交差する、現代の寓話。