実体はポケラ(1924〜)の「サーミ組曲」。ラップランドの伝説が、ニューエイジ、民族楽派、たまに無調や特殊奏法と多彩な手法で展開。(5)や(10)はユーモラス、声の入った(2)や(12)はふしぎな感覚。倍音を豊富に含んだ金属弦の長い余韻が心地よい。
ビクトリアンなCDジャケットが昔のヨーロピアン・プログレを彷佛とさせる3rdは、2枚組全28曲の超大作。製作に2年を有しているが、バンドが充実しているからこそできる完成度を誇っている。Disc2の後半のノスタルジック・メドレーもまた聴きもの。
1967年発表の8thアルバムが紙ジャケ化。本作は映画『007 カジノ・ロワイヤル』のテーマ・ソング「カジノ・ロワイヤル」を収録し、全米No.1に輝いた大ヒット作。映画ファンにもお馴染みのサウンドが楽しめる。
日本を代表するリリック・テノール、五郎部俊朗が懐かしの日本の歌を歌う《歌は美しかった》シリーズの第5弾。今回は「憧れのハワイ航路」などを収めた、五郎部の声にぴったりの名曲集だ。