大阪出身のシンガー・ソングライターのサード・シングル。サウンドは落ち着いた深遠な感じのするポップスで、言葉による感情表現にかなりのこだわりがあると思われる歌詞が目を引きつける。ある種の人たちにとって強力な吸引力のある人のように感じる。
前橋汀子が84年のアルバム『亜麻色の髪の乙女』から取り組んできた《ヴァイオリン小品集100》(全6枚)が『悲しみのゴンドラ』『モスクワの思い出』『エストレリータ』の3枚でついに完結。
アニマ・エテルナと共に、常に刺激的な演奏を繰り広げているインマゼールによるハイドン。ハイドンには比較的珍しい短調の交響曲と、自身が独奏を受け持ったピアノ協奏曲という興味深いカップリング。
3ヵ月連続リリース企画第3弾、通算では6枚目となるシングル。ロック・テイストに満ちた軽快なナンバーで、ポップなメロディを歌う彼の艶やかな歌声が印象的。つい口ずさんでしまいそうなキャッチーさが魅力。
セルフ・カヴァーで甦る斉藤由貴の名曲の数々。どうしてもオリジナルと比べられるカヴァーものは難しい。比較的シンプルな3、4曲目がいい。リミックスの5、6曲目は無理に21世紀化した感もあるが、これはこれで珍なる風味。本人の歌唱に衰えがないのが最大の収穫だ。
20世紀前半を代表するヴァイオリニスト、クライスラーの自作自演集。甘美なポルタメントや独特の歌いまわしが醸し出す、得も言われぬ馥郁(ふくいく)としたウィーンの香り。一度は聴いておくべき録音だ。