「死」や「喪失」は避けられない。それでも「人」は生きていくー。宗教の枠を超え心のケアを担う専門職ー「臨床宗教師」とはー。スピリチュアルケアの現場を描くコミックエッセイ。
若者たちは、戦争と重圧の時代をいかに生き、死んだかー原口統三、長澤延子、岸上大作ら若き自殺者と戦没学生たちの手記を通して、滴る命の意味を問う評論集。
夫を亡くしたモーガンは故郷に戻り、地方検事補としての復帰を決める。だがベビーシッターが殺害され、その恋人の逮捕にどうしても納得がいかず、やっと手に入れた職をなげうって自ら弁護を買ってでることにした。殺人の容疑がかかる男の味方をすれば、小さな町の皆を敵に回すことになるだろう。それでも、この不当な嫌疑を見逃すことはできない。調査のための予算すらないモーガンは、高校時代の恋人で元刑事のランスに協力を依頼し…
転んだら、起き上がればいい。『泥があるから、花は咲く』著者の心に沁みる生き方エッセイ復刊。
我が子や配偶者など最愛の人に先立たれたとき、人はその「死」の現実をどのように受け入れ、遺された自らの「生」を生きるのか。子どもを亡くした親の会「ちいさな風の会」の世話人である著者が、悲しみを背負って生きる大勢の遺族の証言をもとに、心が徐々に癒され生きる力を回復していく過程を考察し、生きる意味を探る。
後藤警視総監が誘拐された。犯人の山中悦夫は、二年前に起きた列車爆破事件の真犯人を、一週間以内に捜し出せと要求した。当時の警視総監・永井はじめ二十二人が死亡したこの事件では、山中の父親・晋吉が逮捕され、容疑を否認したにもかかわらず死刑判決を受けていた。当時捜査を担当し、再捜査を指示された十津川警部は亀井刑事とともに軽井沢からしなの鉄道に乗りこむが…!?
正しい復讐とは「今までの自分では考えられないくらい幸せになる。自分を愛し、人を愛する人生を選ぶこと。」悲しみは愛に、苦しみは力に、辛い経験は智慧に転化させていく。
時間や空間は心理学の指標で計ると、自由自在に伸び縮みする。何十年という時を経過しても、心の中に悲しみをひきずっている。人間は苦悩する。苦悩を心の底から絞りだすように語るとき、逃げだしたり、あわてたりしない人と今という時間をともにしたい。
「今太閤」「闇将軍」として政界を動かし続けた田中角栄の酒と人情の人生ドラマ。
この本は、世界中に点在する、戦争、迫害、破壊、災害、虐殺、社会差別などの人類の悲しみの現場と対峙する「ダークツーリズム」のガイドブックです。誰もが知る有名な場所からマイナーな場所まで、36ヵ所のスポットを選び、見どころやモデルプランなどの旅行情報を掲載しました。また、その場所にまつわる基礎的な歴史解説をしていますので、読み物としても楽しめるようになっています。
全国高校ビブリオバトルの決勝大会にて、プレゼンの順番決めの抽選でトラブルが発生。くじに細工をしたのはいったい誰か。話を聞いていたバリスタの口から、思わぬ真実が告げられる(「ビブリオバトルの波乱」)。ほか、ハワイ旅行をめぐるオカルト譚「ハネムーンの悲劇」、幼少期の何気ない思い出に隠された秘密が暴かれる「ママとかくれんぼ」など、ショート・ショートも含む全7話を収録。
“手の届かない人ばかり好きになる”“無意識に相手の欠点を探し続ける”“いつも冷淡な相手ばかり選んでしまう”“子どもをかわいいと思えない”「愛着障害」かもしれない繊細な人のための原因と対策。