一輪の花の蕾からやがて咲き散ってしまうまでの姿、表情を見ていると、著者の心の中に、音楽、詩、延いてはドラマまでもが湧いてきます。そして言葉を花になぞらえたり、連想ゲームのように花から色々な事を感じ、想い、膨らませたりして遊んでいます。パン粘土(ファリネッタ)という素材に出合い、そんな私の花の世界を作れたら…との思いから、著者はパンフラワーを作りはじめ、“エミール・デ・ミガホン”という独自のスタイルを持つパンフラワーグループを育ててきました。花を見て受けるイメージは勿論、心に響くものも人それぞれに違うでしょう。本書ではエミールのメンバーがそれぞれの思いで花を謳いあげました。
家でエコール・ルサージュの刺繍講座を受講し、ビーズ、スパングルや宝石で刺繍した流行のアクセサリーのコレクションを実現させよう。ページごとに、わかりやすいテクニックで、ルサージュのアトリエの秘密を教える。それぞれのアクセサリーの作り方は、一歩一歩進められるように、詳細な刺し方図のイラストとパターンつきで説明。針とリュネビルかぎ針の刺し方もカラーの図でわかりやすく説明した。パールビーズで飾った蛍の輝きを持つネックレス、虹色に輝くスパングルの白いジャケット、宝石がきらめく花のブローチ、スパングルのうろこ模様のショッピングバッグ、または花の刺繍をしたスカーフーこれらはエコールで教える多くの作品の中の一部。名高いエコール・ルサージュの生徒のように、自分の手でユニークですばらしい作品を作り上げる、新しい世界に旅立とう。
布を切って花を作り続けて暮らしてきました。二十何年も自分の暮らしの中に花があると、さまざまの不思議が見えてきます。人によって造花に対する気持ちは違うでしょうが、わたしの場合は、自分の想いや暮らしが花に変わっていくだけのことなので、人さまとは少し違うかもしれません。この本では、はじめての方にでも咲かせていただけるようにと、簡単な花の作り方をのせています。
パリ・オートクチュールのエスプリが、眠っていた布に息を吹き込む。大自然に抱かれた山形県金山町の古く新しい街並みで、アメリー作品が風にまたたく。すべて初作品集以降の新作を掲載。
鳥取県伝統工芸士、吉田たすく“渾身の遺作”ついに復刊!!「誰が読んでも、わかりやすい教本にする」織物の初心者、そして後継技術者に向けて書かれた、これが“たすくの想い”の集大成です。