登場人物の感情を音楽で鋭く表したヘンデルの若き才能が爆発!
コルティ率いるイル・ポモ・ドーロ、「PENTATONE」レーベル第3弾は、
『アポロとダフネ』と『見捨てられたアルミーダ』!
2枚のバッハのチェンバロ協奏曲のCDがレコード芸術誌の「特選盤」となり、日本でも大注目の存在となったフランチェスコ・コルティとイル・ポモ・ドーロによる「PENTATONE」レーベル第3弾は、ヘンデルの若き時代の2曲の傑作カンタータです。
故郷のドイツを離れ、音楽の本場イタリアへと渡った20代前半のヘンデルは、主にローマでストラデッラやA.スカルラッティといった先達たちのスタイルをすぐに吸収し、数多くのイタリア語のカンタータを作曲しました。それらを代表する傑作が『アポロとダフネ』と『見捨てられたアルミーダ』です。登場人物の感情を音楽で鋭く表したヘンデルの若き才能が爆発したこれら2曲が、コルティ率いるイル・ポモ・ドーロと2人の実力派歌手による鮮烈な演奏で現代に鮮やかに蘇ります。コロラトゥーラ・ソプラノとして世界で活躍するキャサリン・レウェクと、オペラやリートで注目を集めるバリトン、ジョン・チェストは、各場面で巧みに声を変化させる幅広い表現で、才気煥発なヘンデルの音楽を歌い上げています。その芸達者な歌唱ぶりには脱帽です。コルティとイル・ポモ・ドーロは即興的装飾を交えて、登場人物の感情や場面を大いに盛り上げています。特に、登場人物の感情をえぐりだすほど強烈なコルティのチェンバロは圧巻です。また、序曲を持たない2編に同時代に作られた序曲やオペラ組曲を組み合わせたプログラムにも注目です。才気煥発な20代前半のヘンデルの躍動する音楽を圧倒的推進力で聴かせてくれるまたとない1枚です。(輸入元情報)
【収録情報】
ヘンデル:
1. 序曲 HWV.336
2. カンタータ『見捨てられたアルミーダ』 HWV.105 (1707)
3. 歌劇『アルミラ』組曲〜序曲 HWV.1
4. カンタータ『アポロとダフネ』 HWV.122 (1709-1710)
5. 歌劇『アルミラ』組曲 HWV.1〜シャコンヌ、ブーレ、メヌエット、リゴードン(アフリカ人の踊り)、サラバンド(アジア人の踊り)、リトルネッロ
キャサリン・レウェク(ソプラノ/アルミーダ:2、ダフネ:4)
ジョン・チェスト(バリトン/アポロ:4)
イル・ポモ・ドーロ
フランチェスコ・コルティ(指揮、チェンバロ)
録音時期:2020年1月20-24日
録音場所:イタリア、ロニゴ、ヴィッラ・サン・フェルモ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
ディジパック仕様
Powered by HMV
舞台姿の愛らしい歌姫バルトリの新録音はベルカント派のサロン歌曲集。低音から高音まで十分にコントロールされた美声を駆使した完璧な歌唱技術は驚異的といって良い。歌詞の端々、音符の隅々にまで血を通わせた歌の説得力は比類なく、まさに絶品である。★
欲しい物が、当たり前にすぐ手に入るー、そんな「豊かさ」の代償とは?私たちの「底なしの欲望」を取り込んで繁栄してきた社会経済システム。しかし、自己の欲求を満たすことを何よりも優先する社会には、もはや破滅への道しか残されていない!圧巻の取材力で、「知られざる現実」を解き明かす問題作。
近年のヒット演歌や懐かしの定番曲、歌謡曲まで多数掲載!
ヴェラール・バルナ=サバドゥス/『リローデッド・ハッセ』
『リローデッド(再充填)・ハッセ』とは、なんともステキなアルバム・タイトルではないでしょうか。「18世紀に書かれた音楽は古臭く、誇りに塗れている」という偏見を取り除きたいと語る現代屈指のカウンターテナー、バルナ=サバドゥスが目を付けたのは、ヘンデルとヴィヴァルディの名声の陰に隠れてしまい、名前すら忘れられかけてしまった作曲家、ヨハン・アドルフ・ハッセでした。ハッセは120作品に及ぶオペラ作品のほか、オラトリオ、カンタータ、ミサ曲、そして数多くの器楽曲を作曲し、一時は「ヘンデルのライバル」として持ち上げられようとしましたが、彼自身がそれを断ったことでも知られます。生前は高く評価され、人気もあったのですが、この当時の多くの作曲家たちと同じく、時の流れとともに忘れ去られてしまいました。
そんなハッセの作品に、300年以上経た今こそ新しい命を与えるべく立ち上がったバルナ=サバドゥス。彼の試みは、すばらしい技巧と強靭な声、そしておなじみホフステッターによる見事なオーケストラによって、ここに見事に実現いたしました。(OEHMS)
【収録情報】
・ハッセ:音楽劇『捨てられたディドーネ』(1742)
・ハッセ:室内カンタータ『嫉妬』(1762)
・ポルポラ:ハッセの歌劇『アルタセルセ』(1734)への追加アリア「今や嵐の雲が」
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(カウンターテナー)
ホーフカペレ・ミュンヘン
ミヒャエル・ホフステッター(指揮)
録音時期:2011年6月
録音場所:ミュンヘン、昇天教会
録音方式:デジタル(セッション)
Recording Producer: Jakob Handel
Schnitt & Editing: Jakob Handel & Gerhard Betz
Powered by HMV
エレクトーン初級から、音楽の基礎をまったく知らない方、もっと音楽を楽しみたい方にも最適な1冊。全31曲収録。