テクストを尊んだヴォルフよろしく、言葉を丁寧に扱い、柔らかく温かい声で歌い紡ぐ。「捨てられた娘」の寂寥感も押し付けがましくなく内側から漂い出、名曲「隠棲」での名唱も胸に染みる。ベテラン、ドイチュの伴奏は音色、バランス、間など、どれも格別の味わい深さ。★
「もう治療法はありません」そう言われたら、あなたはどうしますか?休眠療法なら、まだ闘えます。途方に暮れる“がん難民”に豊富な実績をもつ著者が実例をもとに徹底検証。
我が家の猫「粒」は、普通の雑種の猫です。特別なのは、母親が犬だということ。粒と出会った時、まだ目が開いていませんでした。重さはたったの83グラム。本当に赤ちゃん!な子猫でした。粒は本来母猫から教わるべきことを知らないまま育ちました。ちゃんと本能に従って「猫」として育つのか?「犬」として育つのか?それがとても興味深く、記録を残そうと始めたのが粒のブログ=「ツブログ」です。
元おまわりさんの有城覚さんは、交番に持ちこまれた動物を保護し、世話をしている。虐待され、きずつき、すてられた小さな命たち。その数、現在150匹。有城さんはボランティアで移動動物園を開き、動物とふれあってもらうことで、子どもたちに命の大切さをうったえ続けている。小学校中学年から。
世界大戦前夜、ナチ政権下でユダヤ系作家との共作にこだわった男がいたー権力を握った作曲家の新しい側面を見る!没後60年再発見!リヒャルト・シュトラウス。
埋める、燃やす、流す、リサイクルする、それとも…食べる?くずかごに投げ入れられたときから、ごみの冒険の旅は始まる。エリザベス・ロイトはその足跡を追いかけて、文字通り汚物にまみれながらも、ときには驚くべきごみの終着地を目の当たりにする。「ごみ問題」のすべてが浮き彫りになり、私たち一人ひとりの消費生活が変わる一冊。
ハイドン没後200年記念企画。記念の年でなければ難しいと思われるセットものだ。おおよそ半分が初CD化で、しかも日本独自企画。アメリングのヴォーカルにデムスのピアノと、演奏にもまったく不足はない。
こんなものに!こんな花を!?の発見がたのしい写真+エッセイ。
エコブームにイマイチ納得できないあなたへ。違った角度から環境問題を考えてみよう!なんでもかんでもエコって言うな!この1冊で環境問題の論点がイッキにわかる。
美しい高声もモーツァルトをはじめ随所で聴かれるが、それよりも、感情を剥き出しにするかのような劇的表現や、キャラクターに深く入り込んだ各曲の演じ分けこそが彼女の独擅場。コミカルさは当録音ではほとんどない。オケも彼女の激情に見事に対応している。a=430。