原作に感動して、スピルバーグが長年構想を温めていた話題の映画。音楽の担当は巨匠ジョン・ウィリアムズで、“物語”が内包する奥行き、場面に香り立つ情緒が見事に表現される。フィーチャー・ソリストにヴァイオリンとチェロの名手が二人。彼らの好演も光る。
母親に3歳で捨てられ、父親に5歳で殴り殺されそうになったティム。その後、彼は障害を負ったまま、2年半の闘病生活を送る。だが10歳で、心優しい養父母と出会い、ようやく心の平穏を取り戻す。しかし、幸せな日々は長くは続かなかった。養父の甥に放火の罪を着せられ少年院に送られてしまう。過酷ないじめ。脱走を決意した12歳の誕生日。2人の若者に声をかけられ、男娼となった13歳。だが、ティムは変わろうとする。17歳で、フランス最年少の石材加工職人の資格を得て、ボクシングの国内チャンピオンの栄光も手にする。そして、20歳で出会った身体障害者たちとの交流をきっかけに、人生の再スタートを決意するー。フランスで50万部のベストセラー!奇跡的に愛を取り戻した少年の物語。
第一地球での戦いを終え、故郷・第二地球で束の間の休息を過ごしていたボビー。地球の未来を変えずにすんだものの、セイント・デインの思惑にはめられた憤りは大きい。そんななかトラベラー仲間のアジャからメッセージを受け、ボビーはヴィーロックスへと旅立つ。いっぽう第一地球で戦いを共にしたガンニィは、セイント・デインのあとを追ってイーロングへ向かった。ヴィーロックスの危機ー。それは人間たちが現実を捨て始め、巨大な黒いピラミッドの中で繰り広げられるファンタジィ・ワールドの虜になったことだった。セイント・デインの企みを探るため、自ら夢の世界へと足を踏み入れたボビー。そこには予想をはるかに超える、恐ろしい危機が待っていた!!一方、第二地球のマークとコートニィも、親友の力になりたい一心でアコリーテへの道を探り始める。だがふたりの前に、本物のセイント・デインが現れて…!?大波乱の第4巻。
どうせ英語を学ぶのなら、より洗練された表現を身につけませんか?ある意味を表すのに、ストレートな表現とウィットに富んだ表現があるのは、日本語も英語も同じです。本書では、日常会話で使える、ひとひねり加えた表現ばかりを紹介します。しかも、誰でも知っている簡単な英単語を使ったものばかり。ネイティブも思わず「うまい!」と手を叩く、シャレた英語を覚えられる本。文庫書き下ろし。
北の地旭川の小さな動物園ー旭川市旭山動物園ーが、2004年の夏、月間入園者数日本一に輝いた。決して規模も大きくなく、交通の便もさして良いとは思えない。そのような動物園がどうしてこの驚くべき快挙を成し遂げたのか。本書はその秘密を、園内で働くさまざまな人々に精力的にインタビューすることで浮き彫りにする。小菅正夫園長と立松和平氏の対談は巻末を飾るにふさわしい。壮年を迎えた男たち二人が、少年に立ち返ったかのように夢中になって想いを語り合う。その熱気、その純情こそが、本書の根底にある。
マージェリィ・ウィリアムズ作『ビロードうさぎ』を小川範子が朗読し、アニメなどの劇中音楽の作者として活躍している梶浦由記の音楽が流れていくファンタジー・サウンド&リーディングCD。幼児に聴かせるというより、小学生向けの物語りになっている。
成果主義、ボトムアップ、ソリューション営業、顧客満足…全部、試してみたけれど会社はちっとも変わらない!嘘と矛盾、曖昧と無責任、精神論にエセ人情。日本組織のマネジメントにはびこるガンに、気鋭の中国人起業家がメスを入れます。
決して棄ててはならないものとは…今、ほとばしる汗を輝かせて働くすべての人に伝えたいメッセージ。
客から愛される営業マンは決して「できる営業マン」ではない。なぜなら、大部分の客の本音は、常に自分よりも少し劣った愛すべき「営業マン」を望んでいるからだ。客に好かれ客を動かすためには、相手よりも下手にでる「劣位アクション」が何よりも大切。本書はこれまで書かれなかった、売れる営業マンのアクションと行動の特性を「人の動き」という観点から分析している。
廃品を拾い、何かに似せた姿として見立てたリサイクルアート。
本書は『関数技』というとおり、仕事で使うことの多い関数を中心に、基本の使い方はもちろん、ちょっと工夫した使い方まで、盛りだくさんに詰め込んだ手応えのある1冊です。「端数処理」「場合分け」「データ表からの引用」という、いろいろな仕事でよく使う関数と、「日付や時間の計算」と「分類集計」というExcelならではの便利な関数を中心に、そのほか文字を扱う関数や、知っていると便利な関数などもたくさん紹介。
日産は生き延びるかもしれないけれど、我々は死ぬかもしれない。そういう予感がしていた。世界最強のコストカッター・ゴーンの「日産リバイバル・プラン」によって、男と会社は切り捨てられた。あれから5年。現在、年商850億円の企業のCEOである。死から生へ、想像を超えた「生き残り計画」の一部始終が明らかにされた。
ひなびた詩情の漂う「オーヴェルニュの歌」である。ダヴラツの素朴な歌唱からは作為的な表情など一切感じられない。無垢で清澄な声から滲み出る牧歌的な味わいはえも言われぬ美しさだ。至高の名演に対訳を添えて廉価で発売した企画の慧眼に敬意を表したい。★