住銀“磯田王国”はなぜ崩壊したのか。汚れ役に徹した“住銀商事”イトマンの悲劇とは。地下人脈の貯金箱に成り下がった巨大金融機関の実名。自殺したイトマン専務は重大な「メモ」を残している。なぜ住銀は浮利を追い続けなくてはならなかったのか。
中間管理職が組織で活きるための12の具体的方法を説く。
1990年5月、戦後初めてのサハリン残留日本人の集団里帰りが実現した。戦争に運命を翻弄され、いないとされた“忘れられた日本人”追跡ドキュメント。
解雇、配転、降格…あなたならどうしますか。企業中心社会と、新しい生き方を問う手記集。リストラ対応マニュアル収録。
植民地で「日本人」として生まれ、日本のために戦った朝鮮・台湾人「日本兵」は約45万人。しかし、戦後の日本は彼らを見棄ててきた。台湾・韓国・北朝鮮で取材した元「日本兵」90人の写真と証言で、50年前の戦争の実態を明らかにする。
政治的圧力を受け、埋もれること30年ー。宋美齢に妻の座を奪われたうえ、その存在すら否定された前夫人が、蒋介石の私生活を初めて明かし、台湾で話題騒然となった問題の書。
基地のなかの村、読谷に育った著者が沖縄の現実にめざめ、復帰運動に情熱を注いだその青春と日の丸焼き捨てにいたる読谷の反戦平和の運動を語る。歴史的な日の丸裁判の公判報告も興味深い。
失踪したAV女優・一色リナの捜索依頼を私立探偵・村野ミロに持ち込んだのは、フェミニズム系の出版社を経営する渡辺房江。ミロの父善三と親しい多和田弁護士を通じてだった。やがて明らかにされていくリナの暗い過去。都会の闇にうごめく欲望と野望を乾いた感性で描く、女流ハードボイルドの長篇力作。
巨大な脳を手に入れたヒトは、生殖目的のセックスに飽き足らなくなり、自由で気持ちよい性に目覚める。やがて始まった性の逸脱。SM、ロリコン、フェティシズム、若年化、セックスレス…。私達の性はどこまで複雑化するのか。
それは素晴らしい夜だった。ヘコめば次はすべてがチャンスに変わり、デッパれば次は曲がり角しかないものだ。松崎翁はかつてこう言った。「悩める人には福が来る」平成喜劇を追求する芸人兼業作家の世にも不思議な幸福論。「捨てる神あれば、拾う神あり」。ところが問題は、おのおの、どこに隠れているか不明なこと。不器用には“ドツボ”に嵌った男を取り巻く、捨てた神・拾ってくれた神の意外な実像とは…。物語は詰め腹「辞表」から始まった。
なぜ、タローは捨てられたのでしょう?3本足だったからでしょうか…。障害をもつ犬は幸せになれないの?テレビでタローの里親を募集しました。「タローはすなおで、かしこくて、ほんとうにいい子なんです。」でも、なかなか幸せにはなれません。…たくさんの悲しみをのりこえて、いまタローは幸せをつかもうとしています。このお話は、実話をもとに書かれました。小学校中学年以上向き。
想像を超えた運命のいたずら、世間の誤解、栄光と裏切り、絶望的な恋…。試練を糧にして自分の世界を創造した偉人3人の驚くべき生涯。
傷ついたアメリカは甦るのか。巨大環境NPO組織、TNC(The Nature Conservancy)の壮大な挑戦。