古来、中国やインド、西洋からの影響を波状的に受けて育まれてきた日本の宗教文化。仏教・儒教・道教・キリスト教や様々な民間信仰をとりあげ、伝播の衝撃や受容の実態などを明らかにし、その歴史的意義を考える。
あの日、故郷と家族は姿を消した。だが、いまもそばにいると感じる瞬間、楽しさと懐かしさがこみあげる。大震災と原発災害によって喪われたつながりを求めて人と土地の記憶を手繰り寄せる12の物語。
20世紀を代表する経済学の巨人2人。彼らが歩んだ足跡をたどりつつ、その理論に秘められたビジョンを解き明かす。両者を融合した新たな経済理論の可能性とは?そして、「100年に一度の世界経済危機」が深刻化する今、大恐慌の時代を生きた2人が我々に示す指針とは。
差別のなかで病に倒れ、「自分はエホバから使命を受けた」と確信した洪秀全、そして「彼こそは天下万国の真の主」だとお告げをくだしたシャーマンたち。下層民衆を中心に、ヨーロッパ世界の精神的背景と向かいあった太平天国の異文化受容は、日本の近代とはまったく異なる「アジアの近代」を開示している。それは現在なお宗教、民族の違いによる対立と抗争に苦しむ私たちに、異文化を理解することの重要性と難しさを教えてくれるに違いない。
さまざまな家族の中に障害告知のあり方と受容のプロセスを見る。
著書は、精神療法の最も重要な因子をロジャーズの中核三条件「受容ー無条件の積極的関心、共感的理解、一致」と解し、日常臨床において、認知行動療法(CBT)を適宜活用した効果的心理療法を実施している。本書はその臨床経験に裏打ちされた、このうえもなく実践的な臨床指導書である。理論編においては、神田橋條治、宮内勝、土居健郎、成田善弘、村瀬嘉代子ら先達の技法論を引用しながら自説を展開し、臨床応用編では、初回面接、見立て、治療のゆきづまりなど具体的場面での対処、さまざまな精神疾患への臨床応用までを詳述している。読者は、これら理論的記述と症例検討をたどることで、自らの心理面接技術を着実に向上させることが出来るであろう。
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