1978年から1994年までのシンポジウム、特別講演、一般演題のすべてを取録。日本におけるホスピス、ターミナルケアといった末期医療の経過、現状が一望でき、脳死、ガン告知、痛みのコントロールなどといった死に関する話題がいつ頃からどのように論議されてきたか、経過を追うことができる。医学、社会、思想、哲学、教育、宗教に至る幅広いテーマからのシンポジウム。豊富な症例提示と詳細な内容検討、独創的研究論文を完全掲載。
少女文学の再読をとおして、「母という経験」を新しい切り口から描き出す、力強くやさしさに満ちた、親たちへのメツセージ。
この世に悪が存在することは「神の正義」を揺るがすだろうか。可能世界論を駆使した冷静な議論と熱烈な護教論の結合。
広大無辺の功徳を包蔵するという、虚空蔵菩薩。その信仰は、修験・寺僧らの仲介により鰻食物禁忌や十三参り・十三仏信仰などの日本的「仏教民俗」を醸成した。仏教が日本化する道筋をたどり、仏教民俗学の新地を切り拓く。
需要と供給の分析を楽しく理解する。需要と供給という経済の基本的仕組みの働きがどのように生きているかを現実の具体的な問題を取り上げ、できるかぎり平明に解説。各章末に要約・基本用語・練習問題を付して、一層の理解を図る。
多くの親が経験している親と子のコミュニケーションの問題を、事例を通してわかりやすく解明し、どのような対応を心がければ解決できるかを説明しています。すでに子どもを持っている親はもちろんのこと、これから親になろうとする若いカップルにもぜひお勧めしたい貴重な本です。
「閉ざされた社会」・「開かれた文化」の謎を分析する社会心理学の収穫。
本書では、第一線で活躍されている神経薬理学者が、各専門領域の神経伝達物質-受容体の最新の基礎的研究成果を執筆。さらに、臨床の立場から神経伝達物質-受容体にかかわる関連疾患と神経移植の問題を執筆した。
増税前の駆け込み需要、前代未聞の長・超低金利、供給過剰による安値合戦。史上空前に膨れあがった“住宅バブル”崩壊後を、豊富なデータで予測する。
日本の景気は回復基調にあるといわれるが、今後も円高傾向であることにはかわりはなく、汎用樹脂の輸入圧力から逃れることはできないであろう。汎用樹脂の中でも技術集約度の低い大量消費加工製品は輸入品に市場を譲って、国内樹脂製品とのすみ分けが起こりつつある。今後、汎用樹脂の輸入は大きく伸びると予想されるが、積極的にこの輸入品を利用して、品質的に安定した加工製品を与えるコンパウンドの製造技術が開発され、それによって大きなコストダウンが期待できる。その技術に応じた添加剤の開発も今後は重要な課題であると考えられる。汎用樹脂に配合するものには、大きく分けてポリマーと各種の添加剤がある。これらは配合材料の活用によって汎用樹脂の機能を向上させたり、コストを低減させたりする。本書では「プラスチックから見た添加剤の市場動向」として、汎用樹脂並びに汎用エンジニアリングプラスチックに使用されている添加剤の需要動向を明らかにした。