フレーベルとその門下生たちの「恩物」と「作業」に関わる理論と実際を、草創期の幼稚園ではどのように受け取り、実践しようとしたのか。保姆たちが、幼児にわかりやすいように教える工夫をしたり、幼児たちが喜ぶことを取り入れようとする様子から、実践から学ぶことの重要性が浮かびあがる。手技の理論と実際を歴史的に明らかにした。
信頼と実績の基本テキスト。最新の出題傾向と難易度に完全対応。
春夫文学に流れる美意識を、中国古典との比較研究から初めて鮮明にした渾身の論文集。「典拠篇」は本論の論拠と文献の実態を明らかにする。芥川、太宰、中島敦らを視座に、春夫文学研究の地平を開拓した一書。
アイドルブームで明らかになった女の近代的自我とサブカルチャーの位相、J-POPのポジティブ志向と同期した永田洋子、その奇妙なパーソナリティ「ネオ漂泊民」としての日本人がたどった自我の彷徨を、江藤淳の問題意識に発し、戦後文学と大衆歌謡、そして連合赤軍事件に読み解くー