この本にでている木の花は、どれも散歩道などで、ふつうに見られるものばかりです。すこし注意すれば、かならずこの本に描かれている花芽や花や実やたねを観察することができます。この本では花だけではなく、花芽から花がひらき、実がそだってたねができるまでの〈一生〉を描いています。四季折々、それぞれの時期に見られる木の美しさを観察することができます。
環境問題から経済、社会システムまで、混迷を極める世紀末日本。こんな時代だからこそ、慌てず、騒がず、自分自身と真正面から向かい合うべき時なのではないのか。この混迷を打ち砕き、新しい時代の根本的突破口を示す、高橋佳子の最新作。経済界、教育界をはじめ、各界にまたまた衝撃的な新しい価値観を巻き起こす。
記紀万葉歌碑の建立に情熱をかたむけた著者のエッセイ集。
旅から帰り椅子に沈んでブルッヘを思うと、鉛筆には路上の歌が次から次へと蘇り、机上には雲が湧き、塔がそびえ、懐かしい路地が幾筋も刻まれて、遠い口笛さえも聞こえた。望月通陽画文集。
著者の目指していることは、うまい絵や芸術性の高い絵を自分自身が描くことではなく、水彩画の敷居を下げ、多くの方に裾野を広げること。その意味でも、最も生活に身近な散歩という営みの中での風景を描くことは、大切なことである。本書を一通り読んだあと、次の散歩には、はがきと絵の具と水筆ペンを用意してもらいたい。それが多くの方の生活に、潤いと彩りを添えることになるだろう。
天文ファンが持っている双眼鏡や小型望遠鏡でも、充分に暗い空の下で注意深く観察すると、数え切れないほどの美しい天体やおもしろい天体を見ることができます。また標準レンズ付きの35mm判一眼レフカメラでも、非常に暗い恒星や星雲・星団をたくさん写し出すことができます。本書は、そのような小型望遠鏡や双眼鏡による星空の観察や、小型カメラで撮影した天体写真から星座や星雲・星団を同定したり、撮影の事前に構図を決定するときに便利なように配慮して、2種類の星図でまとめたガイドマップです。
この世で最も優しく美しい生き物、馬。競争馬、軍馬、役馬、乗馬、愛玩馬…。馬の心を知り尽くした著者が、馬と人との歴史をたどりなおし、物言わぬ動物を愛するとはどういうことかを問いかける。
北フランスからプロヴァンスまで中世史の大家とともに巡る歴史の旅。