築地・深川・蒲田・北鎌倉…日本映画の巨匠がこよなく愛した原風景を発見する旅。
蛇好きの人以外は怖いと感じる蛇の「ちび」が主役で、散歩に出かけ心のまま自由自在に落書きをする楽しい筋立てである。そして夕立ちがやってきて落書きを消していき、とうさんと一緒に飛んで行く終幕も可笑しい。第19回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞作品。
昭和初期の東京は不況下にはありながら、「昔恋しい銀座の柳」と当時のヒット曲『東京行進曲』にうたわれたような爛熟した、ある種のモダン都市へと完成されつつあった。昭和六年刊の『ポケット大東京案内』は大震災から復興して発展しつつある、この東京の観光地図としてつくられた斬新な愛すべき地図である。この本は当時の地図と現在の地図を対照しながら、失われた戦前の東京を22の散歩コースを示して探訪できるようにした楽しい地図帳である。この本をもとに、幻の都市をもとめて、さあ散歩に出かけよう。
ローマ以上の密度で建ち並ぶ教会、線香の煙たなびく古廟、美しい幾何学模様の石畳、角々に祀られた道教の神々、丘ごとに残る砦跡と大砲、日本人殉職者たちの記憶…小さな、しかしとても魅力的なこの街に10本の散歩コースを設定。カジノでもドッグレースでもない、この街本来の姿を求めて、地図を片手に歴史をひもときながら、異国情緒あふれる街角を歩き尽くす、新しい旅の形を提案します。
人間の魂は人間を超える大いなる存在ー神との絆を確かに抱いているのです。その絆を一点の曇りもなく生きて証し、絶えず深い祈りとともに生きたイエスー。そして、その心を引き継ぐ数知れない人々が現れ、彼らの心にも、いつも祈りが湛えられていました。その祈りは、共に生きる人々への、時空を越えて未来を生きる人々への深い友情に満ちたものです。
いっぽ、にほ、さんぽ。おっとことっと、しりもちついた。赤ちゃんにかけてあげたいことばがいっぱいの絵本。
ねむれないよる、けんちゃんはパパとおさんぽにでかけます。つめたいジュースをがまんしてもってかえると、つめたくなったてのひらにふしぎなことがおこるからです。
東京は、幕末史のテーマパークだ。道端や空き地にも、ときには堂々と、ときにはひっそりと過去のドラマが息づいている。桜田門、坂下門など頻発するテロの現場、新選組のふるさと、彰義隊の落武者にまつわる怪談…。本書はペリー来航から西南戦争までの四半世紀に繰り広げられた有名無名さまざまな事件の跡をたどる、「足で読む幕末通史」である。巻末に幕末維新関係者千名の詳細な墓地所在地リストを付す。
「私達はもう、人ではない…」ご存じサイバラりえぞうが、ゲッツ&カモちゃんを引き連れて、西へ東へ大暴れ!ミャンマーで出家修行、九州でタコを釣り、挙げ句の果てにドイツでハネムーン!歯止めがきかない人たちの暴走はますますエスカレート!果たして煩悩まみれのサイバラは悟りが開けるのか…?大道芸人マンガ家の真骨頂、ここに炸裂!「鳥頭紀行」シリーズ最新作、描き下ろしマンガ付きで待望の文庫化。
会津藩について書きたい。なにから書きはじめていいかわからないほどに、この藩についての思いが、私の中で濃い。大きな活字でよみがえる司馬遼太郎の世界。
稀代のエンサイクロペディスト、最後の自選エッセイ集。