深川を知らずして、江戸は語れない。真夏の炎天下に、江戸っ子の心意気が一気に燃えあがる神川八幡祭。五十余基の巨大な御輿を“いなせ”で“いさみ”な男衆が練りまわす。いのちがけに情深い辰巳芸者の“あだっぽさ”。木場の角乗り、木遣。お不動さんの縁日にたちならぶ屋台群。江戸情緒をたっぷりと巡り歩く。
時代のリーダーたちが語り明かす文化・生活のキーコンセプト。
出羽と飛騨へ、人と風土と伝統に触れる歴史紀行。
本書は、静岡市内の史跡の解説、ガイド書として、カラー写真多数を使用し「見て」「読んで」「訪れて」-と利用していただくように、まとめました。地域を7ブロックに分けて、史跡の紹介をしてあります。
幕末、維新の動乱に揺れ動く算学の俊秀・金盛吉之丞の心。親友を殺め、美少女との実らぬ恋に彷徨う青春の譜。
本書は、東京に店舗を持って活動する60数店の古美術店を取材しました。美術館や博物館の展示品クラスの逸品を主に扱うところ、日常の楽しい食器を主に扱うところ、書画・仏教美術・西洋アンティークなどを専門に扱うところまで、さまざまなお店が登場します。どれも日本の古美術市場の第一線で活動するお店ばかりです。
「本当の豊かさとは…」。著者の円熟したマーケティング・アイが、日々の「暮らし」のなかから、マーケティングの本質的な視座をさりげなく掬いあげていく。市場の切り口を求めている人には見逃せない、提案に満ちた、少しハードなエッセイ集。次代のマーケティング・センスはこの本から始まる。
心臓病学の硯学による辛口エッセイ。専門である医学を中心にしながら、豊富な海外経験をちりばめて、学究渡世、教育、社会、さらに趣味の音楽や絵画にまで縦横に言及。博覧強記の教養人の面目躍如たる達意の文は、読者を飽きさせない。
『告白』につづいて書かれた本書は、その自己探究の道をさらに進めたものである。晩年全くの孤独に閉ざされたルソーは、日々の散歩の途上に浮び上がる想念を、つれづれの印象を、事件を、あるいは生涯のさまざまの思い出を記し、人間と自己を見つめ続けた。偉大な思索家ルソーの諸著の中でも、特に深い感銘を与えるものである。