ながく世界の文化をリードして来た都市パリ、そこはまた、現代医学誕生の地であり、近代病院発祥の都市でもあって、それを跡づける記念碑が市内随所にみられる。それら医学の先駆者の足跡を訪ね、医療制度の発展を現地にみた著者による巧みな案内で、読者はいつの間にか、近代医学とフランス文化の歴史散歩にひきこまれていく。
いまやブランドは生活の日用品。みんなふつうに使っててかるい気持ちで楽しんでいる。けど、それだけにやっぱり言いたいことも色々あるわけで「思い入れ」は尽きない…。
この本には、朝日新聞日曜版に連載中の「いんぐりっしゅ散歩」のうち、1987年4月から90年12月までに掲載したもの150本を選びました。
三島の地には多くの文人たちが逗留し、味わい深い思い出を残していった。その“ふるさと三島”の文学と背景を3年がかりでまとめた力編。
東京はまだまだ、蠱惑と謎に満ちている。「散歩の達人たち」がそっと教える東京の歩き方・食べ方・溺れ方。
青春の町、早稲田を起点に、江戸の名所鬼子母神・飛鳥山に遊び、雑司ケ谷霊園と巣鴨・とげ抜き地蔵に詣で、王子稲荷や下町情緒の尾久・町屋を散策し、大関横丁賑わう三ノ輪橋まで唯一残る都電でのんびり歴史紀行。
近代の姫路・播磨が輩出したきら星のごとき学者・文学者たち。その生涯と作品に、地元の作家・研究者11氏が新たな視点からとりくんで成った「はりま文人列伝」。
自分の住む町も、じっくり歩けば新しい発見がある。足を延ばせば、意外に知らない風景との出会いがある。運動不足を解消し、町や自然を親しむための歩き方、散歩を通した知的フィールド・ワークの方法をわかりやすく紹介。