1分内外のメルヘンあふれる小品に綴られた、子どものためのピアノ曲集。シンプルな音運びの中に色とりどりの絵本を見るかのような多彩なリズムやメロディが散りばめられている。子どもに弾かせるだけでなく聴かせたい作品集でもある。
大ヒットとなった中森明菜「スローモーション」や大橋純子「シルエット・ロマンス」など、他アーティストへ提供した400曲もの楽曲から厳選された来生たかおのセルフ・カヴァー・ベスト。
不滅の名曲「異邦人」はもちろん、すべてのシングル曲、さらには初CD化となるレア音源なども収録した、豪華2枚組の完全ベスト。久保田早紀のすべてが詰まったマスト・アイテムだ。
90年オリジナル・アルバム『Bayside Resort』のリリース以来、現在まで9枚のアルバムを発表している岡崎倫典。日本を代表するフィーンガ・ギタリストの繊細かつダイナミックな演奏が堪能できる。
作曲されたのは77〜79年にかけて。“子供のため”とうたっているが、変拍子、不規則な拍子の交代、7小節のフレーズなど、勉強不足のピアノの先生には扱えないかも。素晴らしいのは、にもかかわらず音楽は詩的で、自在で、いたずら心に富み、自然なこと。いい先生がこの曲集で教えたら子供は幸せ。
ウィリアム・ギロック(1917〜93)はアメリカ合衆国ミズーリ州で生まれた作曲家、音楽教師。数々のピアノ小品を残し、それらはさまざまなピアノ演奏上の大切な問題を扱っており、ピアノ練習曲としても価値ある作品となっている。
同名アニメ映画のサントラ盤。音楽担当が久石譲だけあってスケールの大きな、それでいて隅々まで神経が配られた音づくりがされている。日本の映画音楽もつねにこれくらいのレベルでいてほしいとあらためて思う。主題歌「世界の約束」は倍賞千恵子が唄う。
こ、こいつは、今様ロック講談とでもいうのだろうか、いやどうかな。一応エレカシというバンド名義になってはいるものの、実体はヴォーカリスト宮本が自作の戯文、朗ずるのおもむき。彼が本来小説家で、そのカセット・ブックならよかったんだけどね。
クラリネットのメイエの秀逸な伴奏者として登場、プーランクでは自己のピアニスティックな本質を明らかにしてくれたル・サージュ。本作(96&2001年収録)のシューマン2枚組でも独自のピアニズムで気品と歌心があふれる独自の世界を構築。エスプリの極。
1stアルバム『断絶』から4thアルバム『二色の独楽』まで、70年代前半にポリドールからリリースされたアルバムの代表曲に加え、シングル・ヒットした(4)(12)を収録。繊細さと激しさが同居していた初期の彼の歌は、時代を超えてもなお感動的だ。
93年に発売された『スター・ボックス』の通常盤。アート・ガーファンクル自身の選曲によるベスト・アルバムで、もともとは91年にイギリスでリリースされた。熱心なファンにはもちろん物足りないだろうが、20曲も入っているので入門用としては申し分ない。
えほんとさんぽ。どちらも私の大好きなもの。のどかでやさしい、宝物を見つけに、さあ、一緒にでかけませんか?杉浦さやかのイラストエッセイ最新刊。
世界的大文豪トルストイの短編を集めた民話シリーズ。文豪だからと敬遠することはありません。100ページ前後で子どもから大人まで楽しめます。
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