浦島太郎が龍宮で過ごした日々はじつは数百年だったというが、熊のひと冬の眠りも彼らには一晩かもしれない。そのような時間の感覚の話題に始まって、人それぞれに異なる色彩の感覚に普遍的なものさしはあるのかを考える「測定談義」。その議論は実験や物理学のセンスへの思いがけないほどの深みにまで思考を誘う!ほかに、模型飛行機の動力用ゴムにできるコブはゴムの相変化で潜熱現象に似ている、上りは階段・下りは坂道が体力的に楽だなど、予想外の指摘と考察が楽しい。刺激的な発見に立ち止まり、思わずイメージがふくらみ始めたら、物理の散歩道はもっとずっと楽しくなる。
海に広がる珊瑚礁の花畑の中、流星群のような魚たちをくぐりぬけ、海の仲間とともにお散歩した写真集。
謎解きと下町散歩はよく似合うー下町情緒に満ちた東京の谷根千(谷中・根津・千駄木)で、ミステリアスな雑貨屋店主・竹田津と天然女子大生・つみれが怪事件を解く!
世界に誇れる東京の建築遺産を効率よく巡る!1ルートあたり、4km・1時間で約10の名建築に出会えるさんぽコースを設定。全50ルート約500の建物を収録。
特別な準備は不要。自分流にアレンジして、身近な場所を手軽に楽しむ散歩のヒント集。
ボンジュール、ようこそパリへ!実際に訪れて、イラストと見比べてみてほしい。眺めて楽しい、パリのあちらこちらと、パリの人々。
春浅い東大寺を訪れた司馬さんの目的は千年以上つづくお水取り(修二会)を見学することでした。藤原鎌足の墓所がある多武峯、藤原氏の氏寺として栄えた興福寺など、時の権力者の意向で翻弄された歴史を持つ寺社仏閣を訪れたあとに、気が遠くなるほどに何ひとつ変わらない伝統行事に触れ「この世には移ろわぬものがあるという安堵感」があると述懐し、文明や文化のあり方について思索を深めていく様子が感じられます。全文掲載。中高生から大人まで。
行ってから読むか、読んでから行くか。100万人のハルキストに贈る、脳内さんぽBOOK。33のMAP付き、収録写真431点。13の長編を足で感じる新しい文学ガイド。