様々な英語の言い回しを核にして英語の雑学・ウンチクが「とっておきの話」として展開します。英語を学ぶ上で大切な言葉の背景知識が満載です。『朝日新聞』日曜版連載「いんぐりっしゅ散歩」の111篇。
山梨に住み、山梨で作家活動を行い、山梨の「文学の土」を耕そうと、生涯をかけ、苦闘した作家たち。小説、詩、短歌、俳句、川柳など、全ジャンル三十八人の作家の評伝。もっとも山梨の「文学風土」を語るにふさわしい一冊。
町歩きは「ジャングル探検」なのだ!風景の中には、実はいろいろな対象が、まるでだまし絵か、カメレオンの擬態のように潜んでいる。庶民文化探究家・町田忍が、町歩きのツボを徹底指南。
日本一の名探偵といえば、明智小五郎と金田一耕助の名前が上がるだろう。本書では、二人の魅力をつぶさにひもとき、彼らの闊歩する物語世界を一層味わい深く読み尽していく。「ほほえむ明智小五郎」では、スマートで万能な明智探偵の魅力だけでなく、小林少年や怪人二十面相の素顔にまで言及。「笑う金田一耕助」では、代表作十編のヒロインを特集し、耕助の秘めた恋愛を探る他、アメリカ製“金田一”とも言うべき「刑事コロンボ」との関係に迫っていく。両者のファンならずとも楽しめる、ユニークな探偵解説読本。
さびしい時、かなしい夜、身の回りにはいつも朋である書があり、草木があり、なつかしい歌があったー。ひとと書物との邂逅を通して「信じること」を問い直す随想集。
江戸時代後期の戯作者である馬琴の描く物語は、室町時代末期が舞台であり、作品中の「事件」には後年の史実を下敷きにした部分も少なくない。さらに、そこには、虚構・歪曲・伝奇的要素が溢れている。そして、昭和初期生まれの著者が訪ねるのは、平成の現代の風景である。はてさてどうなることか。歴史散歩の新たな楽しさが発見できる、著者10年にわたるライフワークが結実した、“異説”ガイド。