本書は、東京国立博物館が昭和61年度から行っている「館所蔵模写・模本類による原品復元に関する調査研究」の昭和62年度事業「古画類聚に関する調査研究」の報告書である。『古画類聚』は江戸時代の後期、一種の絵引き、諸物の百科全書として松平定信侯によって編纂された。これは奈良時代以来の絵画作品、主として絵巻ものを中心に、肖像画、神像等の彫刻、さらに若干の染織作品を加えて、これらの図様を写しとり、さらに主題別に分類して再編成されたものである。取り上げられた原典は、すでに亡失した幻の絵巻、あるいは古文書などの記録だけに散見する作品等も含めて400余、図様の総数は2,657の場面にのぼる。
本書は、「会社総鑑」を母体として、有力未上場会社の財務状況を各社ごとに、詳しく分析したものです。「会社総鑑」92年版は15,924社を収録していますが、本書ではこのうち資本金、売上高、従業員数などを基準にして7,077社を選び出し、その財務内容をコンピューターで加工、分析値を各社別に収録しています。
朝日百科『歴史を読みなおす』は、大胆に絞りこんだ24の視点から日本の歴史の、いわば「輪切り」をこころみたものです。
歌舞伎美の粋である荒事を集大成した豪華な内容で、歌舞伎十八番のみでなく、荒事の名場面がたっぷりと堪能できます。『歌舞伎十八番』の姉妹編ともいうべき豪華本です。荒事を中心に、見得、六方、立廻り、だんまりなどの名場面を加えて、歌舞伎の華麗な様式美が楽しめます。伝統芸能の舞台写真をライフ・ワークとして活躍中の林嘉吉氏が、40年にわたって撮り続けた厖大なフィルムから厳選、臨場感に溢れた名舞台を再現しています。掲載写真170余枚。