駅舎の情景は心の金庫にしっかりとしまってある。人気(ひとけ)のない原野と森厳の森と共に…。倉本聰さんの思い出コメントも掲載。
紫式部はなぜ彰子中宮の女房となったのか。そのいきさつはおろか、実名、生年もよくわかっていない。だが、複数の文献から彰子の父、藤原道長は、紫式部を一介の女房ではなく、具平親王の後ろ盾がある女性として遇していたことがみえてくる。具平親王は和歌、漢詩、香道、音楽、医学、仏道にも通じる博学の士として世に尊崇されていた。貴族の日記や歌集からは、父が出入りしていた親王の文学サロンに紫式部も通い、漢籍、文学や有職故実、多様な知識を吸収したことがうかがえる。やがて紫式部は物語創作に目覚め、具平親王に後押しされて宮仕えし、晩年に関わりのあった藤原実資の記録からその没年は寛仁4年(1020)、51歳であったと考えられる。貴顕の人物関係を解きほぐし、権勢家、王朝文化の担い手と複雑なつながりがあった紫式部のリアルな姿を描き出す。
今号のスクープ情報を聞いた時には編集部もビックリです。なんと次期86に4ドアモデルがあるというのですから! いやいや、本当ならアルテッツァの再来ですよ。まぁ、アルテッツァの正統的な後継車はレクサスISなんですけども、ボディサイズ的には86くらいのほうが「らしい」でしょう。
で、さらに驚いたことに、4ドアといってもセダンとは限らずシューティングブレークの可能性もあるとか。たしかに初代86には2ドアのままでしたけど、シューティングブレークの試作車が存在してました。う〜ん、謎は深まりますね。謎が謎を呼ぶ「次期86に4ドア設定」説。気になるアナタは、ぜひ誌面でご確認くださいー。
お次は「ちいさなクルマがおもしろい!」特集をご紹介しましょうか。ここでいう「ちいさなクルマ」とは、全長が長くなかったり、エンジン排気量が1.5L以下のものなんですが、まあ、このへんに気になるクルマがバンバン登場してきたので、特集にしました。レクサスLBX、新型スイフト、改良ロードスター。そして日本導入を期待する意味を込めて新型C-HRまで。個性豊かな4台の「ちいさなクルマ」の試乗記、ぜひぜひお楽しみください。
そのほか10日号と言えばのお楽しみ、芸文社さんとのコラボによる「国産車英雄列伝」ではみんな大好き、AE86をフィーチャーしています。美麗写真でお楽しみください。レクサスGX公道試乗、同メーカーやアライアンス内にライバルがいるモデル同士の優劣を競う禁断の同門対決企画など、今号もベストカーは内容特濃の企画をタップリ揃えました。ぜひぜひぜひ、お近くの書店、コンビニなどでお買い求めください!
【2024年3.10号目次】
Super SPY Scoop
スポーツセダンか? シューティングブレークか!?
次期GR86に“4ドアあり”説を追う!!
レクサスLBX、スイフト、改良ロードスターetc.
特集「小さなクルマがおもしろい!」
どっちを選ぶ? 「同門対決」
レクサスGX北米アリゾナ試乗
豊田章男会長
「これからもエンジン技術を磨いてゆく」発言を深掘る
トヨタのディーゼル車10車種出荷停止の衝撃!!
新車天気予報
2024年登場のNewCar 待つ? それとも待たない?
惜別マツダ6
クルマのサブスク解体新書
現行型ミドルクラスSUV中古車事情
SLIM月面着陸成功記念! 月まで愛車でぶっ飛ばせ!
マクラーレン750S試乗
水野和敏スペシャル
「ヘッドランプの進化を正しく理解する」
伊達軍曹Presents!
総額100万円以内で考えるナイスな中古車大百科
ベストカー×Nostalgic Hero×ハチマルヒーロー
コラボ旧車企画Vol.5
国産車英雄列伝 トヨタAE86カローラレビン
好評連載中
ガタピシ車 おじさん危機一髪 第62話
雪上試乗1 雪道でも不安なし! 日産e-4ORCE
雪上試乗2 スバルSUVの底力を再確認!!
物流2024年問題の解決策はあるのか?
短期集中連載・「脱炭素」の闇と光
池田直渡 クルマ界はどこに向かうのか? 第4回
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「同学年対決」制し藤井竜王3連覇、八冠初防衛。藤井聡太×伊藤匠、新しい時代の扉が開いた!
両親の離婚によって母親の実家近くに暮らしはじめた望子。そのマンションの部屋からは郊外を流れる大きな川が見える。父親との面会、新しくできた友達。望子の目に映る景色と彼女の成長を活写した「川のある街」。河口近くの市街地を根城とするカラスたち、結婚相手の家族に会うため北陸の地方都市にやってきた麻美、出産を控える三人の妊婦…。閑散とした街に住まうひとびとの地縁と鳥たちの生態を同じ地平で描く「川のある街 2」。四十年以上も前に運河の張りめぐらされたヨーロッパの街に移住した芙美子。認知症が進行するなか鮮やかに思い出されるのは、今は亡き愛する希子との生活だ。水の都を舞台に、薄れ、霞み、消えゆく記憶のありようをとらえた「川のある街 3」。“場所”と“時間”と“生”を描いた三編を収録。
「年をとったおまえを見たかった。見られないとわかると残念だな」作家夫婦に訪れた夫の病。二人は病と死に向き合い、どのように過ごしたのか。残された著者は過去の記憶の不意うちに苦しみ、その後を生き抜く。心の底から生きることを励ます喪失エッセイ。
ピン留めできない今に抗いもがいた先に直面する生への恐怖、価値観を「アップデート」できない女子高生が「暴力的」な恋に落ちた数時間、学生時代の親友とのどうしようもなくしょうもない交流。全三篇。長井短にしか描けない言葉が躍る、恋と友情、怒りと怠惰の小説集。
おいしい217レシピ。
1939年9月1日、ドイツ軍は隣国ポーランドに侵攻し、1カ月でドイツとソ連はポーランドを分割併合する。第二次世界大戦という歴史的な事件の「発火点」に至るまでの経緯・熾烈な外交交渉・その後の展開について、軍事作戦の詳細を含め多面的に解説する。地図・図版多数収録。
大発明に寄与したのは歴史に残る一握りの偉人だけではない。むしろ、名もなき市井の人びとが目の前の問題と格闘するなかで予期せず生まれたりもする。外的影響も無視できない。「ぜいたく品」が「あたりまえのもの」になるまでの苦労の道程、そして奇跡とは。
元同心のご隠居・森口慶次郎は、花ごろもでただ食いを働いた大吉のため一肌脱ぐが(「理屈」)、店を潰した新七は、鰻職人の道を諦められず酒に溺れる(「断崖絶壁」)、岡っ引の吉次は善人と評判の太田屋の過去を嗅ぎつけ、執拗に探る(「隠れ家」)など珠玉の8編。
ある夜、刑務所から、ひとりの囚人が脱走したー。恋をかなえるアプリ、錬金術、賢者の石、魔鏡、滅びの予言…。「黒魔術師・カオス」と名乗るその男は、人々を罠にかけ、恐怖におとしいれていく。真実たちは、闇の魔術に勝てるのか!?
峻険な頂きにそびえるターケル城は訪れた者は皆帰らぬ人となる魔の城である。ダナム、ラジュ、セイゲン、“ポンポン”タギギのゴーント四兄弟は、宝捜し屋として城へ向かう。一方、調査団で唯一城から生還した少年カナンは何者かに攫われる。ターケル城が実は二代目の城だというその意味とは?