感情がほとばしって言い過ぎた言葉、平気をよそおって言えなかった言葉。「もう黙って」「もっと喋って」と思わずにはいられない、もどかしくて愛おしい掌編18本。記憶の片隅にあった感情がじわっとあふれ出す短編恋愛小説集。
様々な舞台で活躍する看護師、保健師、助産師などのプロフェッショナルがわかりやすく解説。
学童期までの育児サポート情報を収録。
育児・介護休業法は改正が頻繁にあり、それに伴い関係する法令なども改正されることから、広範囲に色々なことに気を配らなければなりません。情報はたくさんありますが、「情報がありすぎてかえって混乱してしまう」「用語が難しい」といった声をよく聞きます。本書は、従業員さまのご懐妊の報告に人事ご担当者さまが臆せずご対応できることを目指した、シンプルなテキストです。
顧客のニーズをつかむには!?保険商品の開発に精通した著者(早稲田大学商学部准教授)がリスク回避の基礎に加え、法的な基礎知識や各社商品の特性などを踏まえ、さらにブランド戦略と商品開発の関係および大数の法則と保険数理についてもわかりやすく解説し、売れる商品設計のフレームワークを提案!
中国ですら敵わないほどの強力な敵、民主主義と資本主義の敵は内側にいる。いま必要なのは格差解消と中間層の復活だ。世界金融危機後の中間層の空洞化は、先進国で既存体制への怒りに火を付けた。これから10年後、民主主義と資本主義は放棄されずに残るだろうか。高所得の民主主義国で台頭する右派・左派双方のポピュリズムは、世界を暗黒に変えるだろうか。20世紀はモンスターのような独裁者の世紀だった。いまふたたび独裁者が復活しようとしている。権力者だけに奉仕する国家に希望はない。20世紀、人類はそうなる運命を紙一重で切り抜けた。21世紀もうまく逃げおおせるだろうか。FTのチーフ・エコノミクス・コメンテーターが、いま世界に求められる改革を描く。
都市と地域、社交と恋愛、教育と学歴、信仰と対抗文化、人種と民族、政治と権力、そして職業とキャリア。“7つの文化”で紐解く「アメリカ」。お馴染みの著名作から日本劇場未公開の個性派や配信系オリジナルの映画ドラマまで幅広く紹介。アメリカのメディアや選挙現場の実務から「フィールド」を知る政治学者による文化解説、映画レビュー、政治分析が折り重なった異色の注目作。文化がわかるとドキドキや泣き笑いが真に迫る。すべての映画・ドラマファン必読の一冊!
狷介で知られた馬琴の素顔、けなげな哀歓が鮮やかに甦る!大名の家臣の家に生まれた、馬琴。若き主君に仕えるもパワハラに堪えかねて出奔。放浪の末、当代一の戯作者・山東京伝の門をたたき、蔦屋重三郎の店に奉公して戯作の道に踏み出した。やがて独自の小説の道を開き、ついに人気作者になる。が、妻はヒステリー、愛する息子は柔弱、『南総里見八犬伝』に着手するも板元とはトラブル続きだ。それでも馬琴は滝沢家再興の夢を捨てず、締切に追われながら家計簿をつけ、息子と共に庭の花園で草花を丹精する。
自由に楽しむおしゃれ着物スタイリング。
「この仕事は、ただ剣の腕が立つだけでは務まらんのよ」。鹿角彦輔は、手間賃さえ出れば細かい事は穿鑿しない「道連れ(付き添い)」稼業。江戸小人目付け・神宮より請け負ったのは、口のきけない美少女菊野の道連れだった。目的も娘の正体も知らされぬまま、中山道を進む一行に怪しい影がつきまとう。予測不能の長い旅が始まる!
「不思議と、どんなに疲れていても、家に帰ったら料理をしたくなるんです。そのときは絶対煮込み料理ね」。日本茶喫茶店主の台所、今はなき阿佐ヶ谷住宅の台所、多国籍シェアハウスの台所、七十代・ひとり暮らしの台所、インドマニアの台所、ホームレス夫婦の台所…暮らしの現場から描かれる、50人の“食と人生”の物語。単行本を加筆・再構成した決定版!
家康か、三成か。秀吉没後、武勇を誇る島津家を自陣に引き込もうと、触手を伸ばす東西両勢力。義弘と精鋭の薩摩隼人らは運命の地、関ヶ原を目指す。島津は、島津の戦いをするのみだ!-決戦の終幕、眼前を平然と進軍する島津勢の豪胆さに東軍は震撼した。天下人を相手に改易、減封を許さなかった知略を尽くした“敗者の勝利”を描く巨編。