世界の多くの例のように、移動した先に自分たちの民族性を持ち込み、そこにある在来を否定・排除し、コロニーを築くことを渡来人はしなかった。-略ー渡来人のもたらした文化・文明との重層によって日本のそれは進展し、高められたのであった。渡来・在来の双方の軟らかなお互いへの眼差しが、新しい日本を築く原動力になったといってよいだろう。
本巻は昭和6年から9年までを掲載する。昭和6年の霜害で養蚕業に大きな損害が出た。さらに、昭和8年の風雹害で農作物が壊滅的な被害を受け、家屋の倒壊によって死者が出たことが記録されており、度重なる自然災害で村が甚大な被害を被った様子が読み取れる。
本巻は昭和2年から5年までを掲載する。昭和2年に行われた大正天皇の大葬に合わせた遙拝式が神式ではなく仏式あったことが分かる。同年に腸・パラチフスが大流行したほか、昭和5年までにジフテリアや結核も発生し、役場職員が消毒などの対応に追われたことが記されている。
日誌には上川淵村に関わる事件や出来事が記録されており、地域の歴史をより詳細に描き出すことができる。本巻は日誌を読み解く手引きとして、概説と村民生活をおびやかした天候、災害、伝染病、戦争の4テーマについて解説する。
チャットGPT、シンギュラリティー、量子コンピューター、DX…日本を代表する情報学者が、デジタル社会の行方を語り尽くす。研究活動50年間の集大成!
自律神経の名医が教える生活習慣。シニア向け腸活本の決定版!患者と主治医が、高齢者の不安や悩みを語り合う。
先代、父梅幸、二代松緑、十七代勘三郎…歴代名優との共演、女方中心の若手花形から立役への転換、音羽屋の伝統を継承しつつ独自のスタイルを開拓し続ける円熟期まで、その芸の神髄に迫る。
紙面でおなじみのあの作品は、一国の最高政治責任者をどのように描いたかー
世界的な電信網は、いつごろ、どのように生まれたのだろう?時間や空間の概念を「標準化」するって、どういうこと?通信にかかわる「見えない労働」って何だろう?メディアは戦時に、どのような役割を果たしたんだろう?情報や通信と有益にかかわるには、どうしたら良いのだろう?情報化社会の進展を歴史学の立場から問い直す。
損害保険実務と企業リスクマネジメントに携わるビジネスパーソンへ。損害保険を軸としたリスクマネジメントの実際。損害保険のリスク移転機能から損害保険市場の特徴の分析、さらにはリスクマネジメントのプロセスまで、豊富な図表やコラムで解説。
1918年は“多難な年”そして“歴史的な一大転機の年”。第一次世界大戦、米騒動、シベリア出兵、政党政治の成立、スペインかぜ。同時代の人々はこの時代をどう生きたのかー新聞を基礎資料として、大正期、特に1918年の意味を多面的に考える。