本書は、はめあい方式の歴史、定義、種類などの説明に始まり、はめあい部分の機能上の問題と設計法、トラブル予防などについて述べるとともに、はめあい選択の仕方、公差の決め方、振分けの仕方などについて解説したものである。
UNTACのボランティアとしてカンボジアに散ったわが子、厚仁。国連ボランティア名誉大使の父が息子を見つめた25年の歳月を綴る。
400万年の時を経て東アフリカから南米大陸最南端へ達した人類の旅路5万キロ。これを逆ルートで辿る探検家・関野吉晴が、旅の途中で捉えた自然と人々の鮮烈ドキュメント。壮大な旅路の写真記録集第1弾!パタゴニアからアンデスへ。
猫好きにとって人生の素晴らしいパートナーである猫は、小説にどのようなかたちで登場するのだろうか。『吾輩は猫である』の知的な猫、ヘミングウェイのセクシー・キャット、謎解きにいどむ『三毛猫ホームズ』-名作をいろどる愛すべき猫たちと、かれらに愛情をそそぐ作家の知られざる素顔。
死を見つめ過ぎ人生の折り返しを強く意識した著者に浮かび上がる自らのたしかな肖像。等身大に生きる困難さ…。
坂口安吾の魅力にとりつかれ、すっかり人生を狂わせてしまった著者が、やっかいな片思いにケリをつけるべく綿々と綴ったラブレター。安吾をはじめ太宰治・石川淳の戦後無頼派作家の精神を徹頭徹尾解剖する、沈着にして冷静な筆づかいは冴えわたり、その熱き思いが行間から迸る超絶文芸評論集。
八代将軍吉宗との存亡を賭した闘い。“四民共楽”“自由”を理想とし、商品経済を受け入れ、名古屋を繁栄に導いた男、宗春。-彼は天下を望んだのか。御三家筆頭、尾張藩主・徳川宗春の波瀾に満ちた生涯を追う快作。
ピラミッド建造から明治維新まで新聞形式の見出しと記事で伝える古今東西ありとあらゆる歴史上の出来事。歴史の流れと世界の動きがひとめでわかる空前絶後、驚天動地の人類史縮錯版。
戦死、5万余。昭和19年夏、太平洋に浮かぶ小島で起きた悪夢の如き凄惨な米軍との死闘の全容を、万感の思い籠めいま再現する血と慟哭のドキュメント。