妻に異変が起きたのは結婚4年目、彼女が29歳の時だったー激しい過食嘔吐、途切れない飲酒、大量服薬、リストカット、そして40代で認知症に。人を愛するとはどういうことか、胸を打つルポルタージュ。精神疾患を抱えた妻の介護と仕事、その両立に悩み続けた20年近くにわたる日々。
写真はネコに始まり、ネコに終わる。すばらしい「ネコ写真」は、すべての写真にも通じます。モデルネコの探し方、機嫌のとり方、シャッターチャンス、「ネコフォト」のヒント満載。
あの人の犬になりたい。そして、人間では辿り着くことのできない心の深みに飛び込んで行きたいー『親指Pの修業時代』から14年。今、新たに切り開かれる魂とセクシュアリティ。
東日本大震災を経て、東京五輪へ。少しずつ変貌していく「東京」-。その東京を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている“筆者”は、ある日、自らを吸血鬼だと名乗る謎の人物・吉屋と出会う。吉屋は、筆者に「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが…。将門の首塚、天皇陵…東京の死者の痕跡をたどる筆者の日常が描かれる「piece」。徐々に完成に向かう戯曲の内容が明かされる作中作「エピタフ東京」。吉屋の視点から語られる「drawing」。三つの物語がたどり着く、その先にあるものとはー。これは、ファンタジーか?ドキュメンタリーか?「過去」「現在」「未来」…一体、いつの物語なのか。ジャンルを越境していく、恩田ワールドの真骨頂!!
77億円を集めた人気ファンド、創業400年の老舗菓子店、名医が経営する病院ー。あの企業はなぜ破綻したのか?トップの判断ミス、無謀な投資、同族企業の事業承継失敗、不正、詐欺など、ウラで起きていたことをつぶさに見てきた信用調査マンが明かす。倒産の裏側にはドラマがある!日経電子版好評連載!
サプライズパーティを予定する女性、長期休暇中の中年男性、治らぬ歯痛を抱える女性会社員…。眼の前の世界が不意にぐらりと揺らぐ瞬間を、さわやかに、艶めかしく、ユーモラスに描き出す。『カラフル』『みかづき』の著者が贈る、掌編を含む7編の愛すべき作品集!
その村では、村人に扮した狼が、夜な夜な人を襲っているという。不可解な呪文、あやふやな目撃証言、難解なパズルー。脱出成功率は10%以下という高難易度ながら、日本全国、そして世界で熱狂を生み続けている体験型謎解きイベント“リアル脱出ゲーム”。その書籍バージョンがついに登場。
老い衰える不安をかかえる老人、介護の負担でつぶれそうな家族。地獄のような日々から、やっとひと筋見えてきた親と子の幸せとは…。
ついに夢の対談が実現!個性的でありながら、多くの人に読んでもらえる文章の書き方とは?わかりやすく切れ味のよい文章の第一人者・池上彰さんと、「読売新聞の一面を下から読ませる」当代一のコラムニスト・竹内政明さんは、どのようにして文章を磨いてきたのか。テーマの決め方、構成方法、稚拙な表現からの脱出法などを、惜しみなく披露する。作文の魅力がわかり、どんどん文章が書きたくなる一冊!
自分と相手の運命を知ったとき、すべてがうまくいく。門外不出の3つの命数を初めて明かす。最強占い師ゲッターズ飯田、最初で最後の「超」大全。自分、恋人、友達、上司・部下、家族、1冊で全員占える!
1995年3月某日。渋谷駅で毒ガス散布事件が発生。実行犯として指名手配されたのは宗教団体「光の心教団」の幹部男性と、何も知らずに同行させられた23歳の信者岡本啓美。この日から、無実の啓美の長い逃亡劇が始まった。他人を演じ続けて17年、流れついた地で彼女が見つけた本当の“罪”とはいったい何だったのかー。
妻は女優、2匹の猫と愛犬とび、仕事で出会う様々な人たち…人気脚本家の慎ましやかだがエキサイティングな日々。
リスクが高いのは、実は「中の上」のサラリーマン世帯だった!人並み以上の収入はあるはずなのにお金があまり貯まらないと感じているなら、あなたの人生は2度、大きな財政危機がやってくる。家計が苦しくなるメカニズムを解き明かし、将来に向け、ガッチリ貯まる人生設計術を伝授する。
「本作り」を目指して会社を辞めた書店アルバイト(『私の人生は56億7000万年』)。地元大阪の実家で暮らす電機設備会社社員(『ハワイへ行きたい』)。友人の夢に乗りアジアに旅立つファッションビル営業職(『絵葉書』)。小三の男の子が家に遊びに来る老舗企業の一般事務職(『ひばな。はなび。』)。妻子あるエグゼクティブと関係を続ける財閥系企業秘書(『雪の夜のビターココア』)。主婦を夢見る中途採用の同族経営会社社長秘書(『クーデター、やってみないか?』)。猫とふたり暮らしのデパート園芸売り場店員(『パキラのコップ』)。IT企業サポートセンター勤務の派遣社員(『憧憬☆カトマンズ』)。29歳独身女性8人の“等身大”の物語。