大手都市銀行の行員3人がさらわれる誘拐事件が発生した。身代金要求額は10億円。警視庁捜査一課特殊犯係の上野数馬は、覆面捜査専門のバイク部隊「トカゲ」のメンバーとして、東京・大阪間を駆け巡り、初めての誘拐犯逮捕に挑むが…。
全国の相棒ファンをうならせ、日本民間放送連盟賞ドラマ優秀賞を受賞した「バベルの塔」をはじめ、滑稽ながら深刻な夫婦愛を描く「Wの悲喜劇」、薫の男の涙が読者の涙腺を刺激する「裏切者」、日本版CIA設立という壮大な舞台を背景とした「サザンカの咲く頃」など、名作中の名作10篇。連続ドラマ第5シーズンの第11話〜第20話を収録。
子どもでもない、大人でもない多感な年代への精神分析的心理療法の実際。
日本における社会派推理小説の先駆けとなったベストセラー『点と線』が発表されたのが昭和32年から33年にかけて。その昭和33年は、現在の天皇・皇后両陛下のご婚約が発表されるなど、昭和史にとってエポックメーキングな年であった。また、高度経済成長のさまざまな明暗が現れはじめた年でもあった。本書は、当時の世相を反映した松本清張作品から、鉄道シーンを一挙に再読する試み。
空気のように当たり前に届く電気。その安定供給を支える電力会社の仕事と魅力にたっぷり迫る。そこには、どんな時も電気を絶やせない緊張と達成感があった。路上の電線保守から原子力発電まで、あらゆる職種をとことん紹介。
溶接は、造船など重厚長大産業の基盤技術だけでなく、現在の花形産業である自動車、携帯電話を中心とする情報産業機器、半導体やその製造装置などの製造分野でも欠かせない技術となっています。
宇宙から飛来する「ニュートリノ」の観測、工業排水からのレアメタル回収、宇宙空間での排水再利用など多くのハイテク分野で活躍する水処理技術。目につかない場所で私たちの暮らしと環境を支えているのです。この本は「水をみがき上げる技術」「水を蘇らせる技術」をやさしく紹介します。
南極の皇帝ペンギンの棲息地を探す途中でブリザードに巻き込まれ、道に迷ったモモ一行。酷寒の寒さと飢えに耐え、脅威のクレバスを越え、やっと海に到着するも、轟音とともに崩壊した氷山の上で漂流することに…。強靱な精神力とリーダーシップで危機に立ち向かうサバイバル一行の南極生存記。
「もう泣くまい。悲しむまい。復讐の第一歩として、人知れず日記を書こうー」。親の借金のため19歳で吉原へ売られた光子が、花魁・春駒として過ごした日々を綴った壮絶な記録。大正15年、柳原白蓮の序文で刊行され、当時の社会に波紋を呼んだ、告発の書。