1985年8月12日、日本航空123便ジャンボ機は524人を乗せて群馬県の山中に墜落した。それは新聞社にとっても、以後数十日間続く苛酷なドラマの始まりであった。単独機では史上最多の520人もの死者、意外な事故原因、そして奇跡的な4人の生存者など、さまざまな意味で歴史に残ることになったこの悲劇を、混乱する情報の中で新聞関係者たちはどのように捉え、報道したのか。緊迫の全記録。
がんの診療は日進月歩であり、すべてのがんが正しい診断と治療でかなりよく治るようになった。この本は、がんの疑いをもたれている人や、がんの治療をうけている人に対して大きな安心と勇気を与える本である。産経新聞連載。
自由で、革新の気風に満ちた、我等の新聞をつくろうー大正14年の創刊以来、学生自らの手でつくりつづけられた、日本で最も伝統ある大学新聞の65年。新聞づくりにかけた学生たちの青春の記録。
国際協力と憲法をめぐる朝日新聞の具体的な提言。ここに至るまでの社内論議の経緯、各界からの意見や批判も収めてある。資料として現憲法全文を収録してあり、護憲、改憲を問わず憲法問題を考える手がかりの一書となろう。
「なぜ秋田では自殺率が高いのか?」新聞記者を北欧取材にまで駆り立てた「自死」の考察。風土や環境、医療、行政にまで波紋を拡げた新聞記事を集成。
明治の世相、人情、風俗を読む新しい明治文化論。日本人はどこまで進歩したのか?ジャーナリズムの質は「向上」したのか?忘れられかけた「明治言葉」も摘出し解説。
戦場を生き抜き、銃後の戦禍に耐えた人びとが、静かに語り始めた。朝日新聞“声”欄の特集「語りつぐ戦争」「戦争を語りつぐ」から。
地震、津波、原発事故…。再生への道は始まったばかり。東北の人々は、いま何を思うのか。10人の記者が被災地の現場で綴る、渾身のレポート。
たった70年前、日本人すべてが逃れるすべなく太平洋戦争に直面した。南方の前線の極限状態、子どもを守りきれなかった悔しさ、空襲で逃げ回りながら見た地獄絵図、軍国教育への怒りー。朝日新聞の読者投稿欄に寄せられた手記の中から171通を収録。