近世では、こどもは村全体で育てるという風習がありました。こどもたちは、ともに村の祭りや行事に参加し、労働を手伝い自然の中であそびながら成長しました。その一年のくらしを描きます。
旅するためのルート紹介と拝観・観覧のためのポイント解説で全国の国宝を完全ガイド。
古いパリと変わるパリ、大通りから小路まて、郊外を含めた楽しいイラストマップ案内。メトロの乗り方、レストラン、カフェ、スペクタクル情報。パリの6つの駅からの旅ロアールの城めぐり、プロヴァンスからコート・ダジュールへ、絵を見る旅、食道楽の旅、歴史の旅、隣の国への旅。イラストレーター堀内誠一の旅の絵本。
国会議事堂、第一生命館、川奈ホテル…。近代日本の名建築をたずね、建物と、それをめぐる人間たちの姿を浮かび上がらせる。軽妙な筆致と豊富なカラー写真が評判のシリーズ最新刊。カメラとペンで追った名建築と建築家たちをめぐる物語。
2つの大戦にはさまれた1920年代から30年代、熱帯の楽園を求めて、人々はバリへ向かった。25歳の作曲家コリン・マックフィーも、偶然耳にしたガムランの響き魅せられて、約束された将来を捨てニューヨークからパリへと旅立つ。神々への祈り、夢のような影絵芝居、邪悪な妖術使い…ガムランのエネルギーにみちた島パリに、西洋の音楽家は何を見つけたのか?東洋と西洋のあわいを漂いつづけた旅人マックフィーが鋭い観察力とユーモアあふれる筆致で描く、最後の楽園バリの素顔。
八ヶ岳南麓の標高1000メートルからの、旅の楽しいメッセージ。“地球は狭いわよ”をキャッチフレーズに、地球ひとり旅を志して15年、豊富な経験を公開するおそどまさこ世界の旅のノウハウ。
『黒い時計の旅』は、フィリップ・K・ディックの『高い城の男』と並び称される“パラレル・ワールド”テーマの傑作である。1938年のウィーンのある夜、20世紀は一人の怪人物の手によってまっぷたつに引き裂かれる。歴史を切り裂いた怪物の名前は、バニング・ジェーンライト。アドルフ・ヒトラーのためにポルノグラフィーを書く男。そして、2つの世界を旅する男。彼の口から果てしない迷路のような物語が語られる。それは呪われた愛をめぐる“もうひとつの20世紀”の物語であった。平行してロシア系亡命者デーニア親子と謎めいた〈20世紀の見取図〉の物語、デーニアの息子マークの遍歴の物語が織り混ぜて物語られ、2つに切り裂かれた世界はふたたび重ね合わさって行く…。トマス・ピンチョン、ウィリアム・ギブスン等の作家たちから激賞されている現代アメリカ文学の新星、スティーヴ・エリクソンの代表作。
極寒シベリアという世界は百まんべんの口述報告よりも写真1枚のほうが圧倒的決定的につよい。息も凍る極寒の冬。澄んだ空気を白夜が彩るロマンチックな夏。幻のような太陽。居住霧の中を影法師のように生きる人々。蒸気機関車のように湯気をはきながら走る馬ー。美しいモノクロームの世界を撮るオリジナル・フォト文庫。
樋口一葉以来の傑出した女流作家と評された田村俊子。恋人の鈴木悦は新聞記者、彼には妻があり、俊子にも夫があった。俊子は愛する男のためにすべてを賭け、すべてを捨て、悦の後を追ってカナダに渡った。女としての情感は満足できても、彼女の理性は如何だったのだろうか。カナダでの田村俊子の生きざまを追ったノンフィクション。
湾岸危機のさなかヨルダンのアンドルス・キャンプで日本人ボランティアが食料を手渡していました。受けとるのはイラクやクウェートから国境を越えて逃れてきた難民たち。食事配給・テント設営などの労力奉仕をとおして彼らが見たものは。日本の国際平和協力が求められるなかで、貴重な民間の活動報告。
新しい“発見”がある京都旅行をしてみませんか?清水寺、哲学の小径、祇園や先斗町、瑳峨野、大文字焼などの行事…。名所旧跡はもちろん、京都人しか知らない伝統や生活を、山村美紗が自作ミステリー作品の流麗に綴った文章でご紹介します。案内役は名探偵キャサリンをはじめおなじみの登場人物たち。ミステリアスな古都=京都を読み解くための旅行案内決定版。
灯台の光を目指して旅を続けるフィレーナは、砂漠のオアシスにたどりつく。そこでフィレーナは肉体を持たない精神だけの生命体「森の民」と出会う。じつは彼らの存在そのものが帝国機密であり、彼らの口から語られたデビス帝国の成り立ちはフィレーナを絶望の淵へと追いやった。一方、帝国人民心理更正病院に収容されたネストもそこで帝国の成り立ちを知る。帝国成立の裏に隠された大いなる計画とはいったい何なのか?
ヒマラヤはいつ、どのように形づくられたか?アルプスとの違いは?中国に地震が多いのはなぜか?地球科学者の目で巨視的に見たユーラシア変動帯の全容とナゾ。大興安嶺探検から発し、カラコラム・パミール・コンロン・天山・雲南・アルプスへと連なる、著者のフィールドワークの集大成。
戦後、経済復興の初期、昭和32年に始まり昭和59年に至る身を挺しての人跡未踏地域での調査体験、厳しい自然条件と戦いつつ資源獲得の夢を追い続けて果たせなかった男のロマン、世界各国の人々との交流を自然科学者の立場で淡々と語る著者、今や国際化を急務とする日本人にとって時宜を得た必読の書。
インディアンなら誰もが一度は通る道、ヴィジョン・クエストの旅。さまざまな寓話がちりばめられたスピリットの書。アメリカ・インディアンの力強いメッセージ。