働けど、働けど。会社、お金、世の中、他人、出世、生活「のために」生きるのをやめる!自分の人生を取り戻すための36の処方箋。
「一度目」は戦時下の強制連行だった。朝鮮から九州の炭鉱に送られた私は、口では言えぬ暴力と辱めを受け続けた。「二度目」は愛する日本女性との祖国への旅。地獄を後にした二人はささやかな幸福を噛みしめたのだが…。戦後半世紀を経た今、私は「三度目の海峡」を越えねばならなかった。“海峡”を渡り、強く成長する男の姿と、日韓史の深部を誠実に重ねて描く山本賞作家の本格長編。吉川英治文学新人賞受賞作品。
思い出をたずさえて人は生きる。旅行、出産、日常、子育て、別れ…。降り積もる記憶を胸に、いまを生きる切なさとすばらしさを綴った最新エッセイ集。
海にのぞむ隣国サンガルに招かれた新ヨゴ皇国、皇太子チャグム。しかし、異界からの使いといわれる“ナユーグル・ライタの目”があらわれ、王宮は不安と、やがて恐怖につつまれる。海へと消える運命の者を救うため、呪いと陰謀のなかをチャグムは奔走する。『精霊の守り人』からさらに広がる世界、守り人シリーズ4作目。
世界で初めてニホンウナギの産卵場所を特定した東京大学海洋研究所の「ウナギグループ」。今回の目標は、全18種類のウナギのうち、唯一まだ採集されていない「ラビアータ」を見つけることだった。過酷な状況下、幻のウナギを求めて、二人の研究者が繰り広げる爆笑アフリカ冒険記。第23回講談社エッセイ賞受賞作。
2008年6月18日、帰らぬ人となったターシャ・テューダー。本書は月刊MOEに掲載された彼女最後のインタビュー2編と、家族の証言をまとめたものです。暮らしについて、仕事について、人生について、ターシャ92年の生涯を締めくくるインタビュー集です。
本書は、単語やフレーズを指さすだけで通じる便利な会話帳です。「旅の指さし会話帳5 韓国」から厳選抜粋した内容をコンパクトに収録。見たいページがすぐに開けるよう、状況・項目別に分類されています。各単語には、できるだけ実際の発音に近いヨミガナが付いており、表情豊かなイラストは現地の人の理解度を高めてくれます。便利な辞書形式の単語集(日本語→韓国語)は、約1800語を収録。
ペンションオーナーの森川は、春の海辺で倒れていた男、才谷を助ける。不思議な能力を持つ才谷に「前世」を見せられるが森川は納得できない。その記憶には、殺人の情景が鮮烈にうつし出されていたのだ。心に悲しみを抱える宿泊客も巻き込むスリリングな展開の連続。「前世」と「現在」が複雑に絡むハートフル・ストーリー。
子供の頃、芋虫と話がしたかった著者。おまえどこにいくの、と話しかけた。芋虫は答えず、葉っぱを食べはじめる。言葉の代わりに見ていて気がつくことで、気持ちがわかると思った。昆虫、猫や犬など動物とおしゃべりするには、観察が一番だとわかった。これが、いきものを見つめる原点。不思議と驚きにみちた世界を「なぜ?」と問い続けた動物行動学者がやさしい言葉で綴る自然の魅力発見エッセイ。
高度成長期、縫製一筋に生きてきた私は小さな工場を経営し、苦しくとも充実した日々を送っていた。が、中国製の安価な製品が容赦なく経営を圧迫し始める。長引く不況、膨れ上がる借金。万策尽き果てた時、私は妻のガンを知った…。「これからは名前で呼んで」呟く妻、なけなしの五十万円、古ぼけたワゴン。二人きりの最後の旅が始まったー。
96〜2003年、TBS系にて放送されたウッチャンナンチャンの冠番組を初パッケージ化。ダチョウ倶楽部らお馴染の面々とともに、ウンナンがお気楽かつ抱腹絶倒の企画を進める。第1弾は初期人気作を収める。
旅をした場所と空気、食べ物、そして出会った人々や動物たちーこのエッセー集は、ちいさな物語のようだ。時も場所も超えて、懐かしい思い出に、はるかな世界に連れ出してくれる。エッセー37篇のほか巻頭に詩を三篇収録。
ポーランドで飲んだおいしい発酵スープ、台湾で食べた花の香りのする温かいお団子…。タイムトラベルをするかのように1987〜2019年の世界の旅を振り返るエッセイ。あの頃の旅は、今でも大切な宝物。さまざまな国の人との出会いから生まれたあたたかくて切ない数々のエピソードが、互いを思い合い日常を生きることの大切さを伝える。
魔族の“カリスマ”よ、真の王を目指せ。
本作の主人公は『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』に登場したピサロ。あなたは主人公のピサロとなり、魔物とともに戦うモンスターマスターとして、道中で出会ったエルフの少女・ロザリーとさまざまな魔界へと足を踏み入れていきます。多種多様なモンスターたちを仲間にしながら、ダークな冒険へ旅立ちましょう!
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わかりやすい文章を書くためには、何に気をつけたらよいか。日頃から心がけるべきことは何なのか。『朝日新聞』のコラム「天声人語」の元筆者が、福沢諭吉から沢木耕太郎にいたる様々な名文を引きながら「文は心である」ことを強調するとともに、読む人の側に立つこと、細部へのこだわり、先入観の恐ろしさ等のポイントをていねいに説く。
「バンドがやりたい!」熱い思いだけを胸に上京した草野マサムネ、田村明浩、三輪テツヤ、崎山龍男。何かに導かれるように出会った4人。彼らが結成したスピッツは、やがて日本を代表するバンドになっていく…。抱いてきた想いが赤裸々に綴られた歴史的決定版!バンド結成20周年記念出版。