恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へー。世界中のヤングを熱狂させた、不滅の傑作ファンタジー。旧版の訳にさらに推敲を加え、新たに『追補編』を収録した「新版」です。トールキン生誕100年記念出版。
「かわいそうな少女を生かしてやれる可能性はただひとつ、殻人プログラムに入れてやることです」7歳のおしゃまな女の子を襲った病は、容赦なく彼女を全身運動麻痺にまで追いこんだ。原因不明のためひとり病室に隔離され、涙する毎日。だけど…いつの日か自力で原因をつきとめようと決心した少女はついに宇宙船に生まれ変わった。名作『歌う船』に続く長篇シリーズ、登場。
2194年、ハーグ艦長ひきいる国連宇宙軍軍艦「ハイバーニア」は、植民惑星ホープ・ネーションめざし地球を旅立った。超空間航法であるN波駆動をもちいても17カ月かかる旅である。宇宙軍士官学校を卒業したばかりの士官候補生ニコラス・シーフォートにとって、毎日が刺激に満ちあふれていた。だが順調に思えた航天も、最初の航法チェック・ポイントで怖るべき事故が発生したとき、すべてが変わった!それも悪い方に…。本年度ジョン・W・キャンベル賞受賞。
「コリアン」とは、どんな人たちなのか?一見容貌が似かよっているがゆえに誤解を深めがちな日本人と在日韓国・朝鮮人のあいだの「透明な壁」を相手に、気鋭のノンフィクションライターが果敢に挑む!私たちのすぐ隣にある「コリアン世界」を、世界的視野で掘り下げた意欲作。大宅壮一ノンフィクション賞・講談社ノンフィクション賞ダブル受賞作品。
ぶっつけ本番で会話ができる!厳選の言葉を3000語以上収録。その国の本当に姿にふれられる。
メディア・リテラシーとは端的に言って、「情報の目利き」になることだ。「目利き」になることで私たちは、簡単には騙されなくなる。仕事であれ音楽であれ建築であれファッションであれ、騙されずに最後まで愉しむためには、このリテラシーが欠かせない。では、どのようにして身につけるのか?本書では、「情報の目利き」たる著者が、自らの実践に基づき、その技法をQ&A形式で分かりやすく伝授。現代人必読の一冊だ。
本書は、J.R.R.トールキンの壮大なファンタジー『指輪物語』の9人の旅の仲間がたどった道筋を、詳細な地図で再現したものである。その数は実に51枚にも及ぶ。熱烈な『指輪物語』のファンだった著者のバーバラ・ストレイチーは、トールキンの手になる地図以外に、より詳しい地図を、長い間待ち望んだ。そしてとうとう、自らこの困難な作業に挑むことにした。その結果、あの「中つ国」が、私たちの目の前に完全で鮮明な姿で立ち現れることとなった。また地図には、フロドたちがナズグルから身を隠した場所、食事をした場所、野宿をした場所…に至るまでが記されている。日本語版では、巻末に地図索引をつけた。『指輪物語』本編の場面がどのような地形になっているのか、すぐに見つけやすいように。さらに、訳者によって、指輪の仲間の旅の行程を日を追って詳述する解説が加えられた。物語世界の醍醐味を再び味わう一助になることだろう。
遍歴を重ねた主人公バルダミュは、パリの場末に住み着き医者となるがー人生嫌悪の果てしない旅を続ける主人公の痛ましい人間性を、陰惨なまでのレアリスムと破格な文体で描いて「かつて人間の口から放たれた最も激烈な、最も忍び難い叫び」と評される現代文学の傑作巨篇。
なめらかにペダルを回し、緩やかにカーブを描く道を辿っていけば、タイヤと路面が奏でる軽やかな音に乗って、森の梢が揺れる響きや、川のせせらぎの旋律も聞こえてくる。風と光りが流した汗を労ってくれる、峠の上り、湖畔の散策、街角のティータイム…。自らの足と愛車とで創り出す自転車の旅は、心と体に、たとえようもない充足感と深い安らぎを与えてくれる。四季折々の山と海、風土に根ざした人の営みを愛でつつ、道との出会いを求めて、自由な旅に出てみよう。
この十数年のうち、飛行機に乗った回数はゆうに千回を超えているし、その飛行時間を考えると、めまいがするわ。とにかく飛行機の移動を嫌っていうほどしているわけ。例えばね、最近行った移動は、ドイツ、イギリス、ドイツ、エジプト、ドイツ、フランス、ドイツ、イタリア、ドイツ、日本。28日間でこれだけ移動し、飛行機に乗った時間は42時間くらいかな。こんなことをずーっと続けているんだもの。腰は痛めるわ、骨盤はゆがむわ、最近はエコノミー症候群ってな病気も心配だわで、仕事以外で海外に行くなんて体もちましぇん。「休日くらい家で休ませてよー」と世界の中心でもどこでもいいから叫んでしまいたい私なのである。
芸能本史上最強のインタビュアーによる濃厚インタビュー集。怒涛のインタビュー18連発。
ちっとも特別じゃない、小田和正ー団塊の世代に生まれ、57歳の今もなお第一線で活躍する小田和正。もしそんな彼を“特別な人”と思うのなら、それはちょっと違う。小田和正にあって、あなたにないものなんて、実はそれほど多くはない。彼はそれぞれの時代をどのように生き、今にたどり着いたのか。音楽のこと、人生のこと、オフコースのこと、そしてこれからのこと…小田和正という人間を浮き彫りにした、語り下ろしインタビュー。
今度はJR全線走破!大好評だった前作(「列島縦断鉄道12000km最長片道切符の旅」)で走り残した路線を乗りつくすために、新たな旅が始まった。前半の「春編」では鹿児島県枕崎からスタートして福井県九頭竜湖を目指す。その35日間の旅の中で出会った人々や心に残る出来事を綴った絵日記を、未公開写真やエピソード満載で贈る!「究極の旅の記録」が再びここに。
本書は、単語やフレーズを指さしながら会話ができる本です。実際の会話の場面で話し相手に興味を持ってもらうための工夫がいたるところでなされています。言葉の一つ一つは、使うためはもちろん、現地の人たちに“ウケる”ことも考えて選ばれており、イラストも興味をひくために盛り込みました。第1部「指さしシート」は、見たいページがすぐに開けるよう、状況・項目別に分類されています。各単語には、できるだけ実際のフィリピン(フィリピノ)語の発音に近い読みがなを付記。第2部は、フィリピン(フィリピノ)語の基本知識、文法や会話のコツなどコミュニケーションをさらに深めるためのページを収録。第3部(日本語→フィリピノ語)・第4部(フィリピノ語→日本語)は便利な辞書形式の単語集で、それぞれ約2300語を収録しています。
この小説は、恋愛小説かもしれないし、純文学かもしれない。そうでないかもしれない。ここにあるのはいわゆる青春ではない、しかし、まぎれもない青春小説だ。
主君の命によって上った京の町で、禁裡の向こうを敵に回す難事件を解決した新八郎。江戸への帰路は、薄幸の母子を信濃まで送り届けるため、中仙道を辿ることに。だが、街道の先々に胡乱な影が待ち受け、卑劣な罠が仕掛けられていた。さらに新八郎に振りかかる、思いも寄らぬ女難とは?新シリーズ第二作。
「本邦初訳」感動の第五部ついに完結!世界中で愛される最古のヒロイン、エイラの愛と勇気の物語。
本書は、単語やフレーズを指さしながら日本人と会話ができる本です。実際の会話の場面で話し相手に興味を持ってもらうための工夫がいたるところでなされています。イラストもふんだんに盛り込みれ、会話がはずむこと間違いなし。第1部「指さしシート」は、見たいページがすぐに開けるよう、状況・項目別に分類されています。各単語は、日本語とスペイン語のバイリンガル表記でローマ字のヨミガナ付きです。単語集は便利な辞書形式で、約2800語を収録しています。
世界中で子供たちに愛されている英BBC放送の『テレタビーズ』をベースにした、英語知育プログラム。テレビをモチーフにしたキャラクターたちが登場し、アルファベットや数字といったテーマのエピソードを展開していく。