日本の文化を紹介する、フランス語版絵とき事典。本文はフランス語。アルファベット順の索引付き。
田沼期日本のもっとも面白い知識人の一人、画家司馬江漢が書き残してくれた、同時代の日本体験記。長崎出島潜入、捕鯨の島生月での見聞、往復道中の庶民生活など、愉快で皮肉で赤裸々なワンダーフォーゲルの紀行の傑作。自筆本を全挿図と共に忠実に翻刻。
あっちを見てはギョッ!!?こっちを向いてはウッ!!ヌビア人の村に住みついたサバコ(佐和子)。文・写真・絵で描く、面白くて切ないオドロキ日記。
この本は、少女ケティを主人公としたシリーズの第3作目です。ケティは5人の弟妹の長女として、母のない家庭の主婦がわりとなり一家のきりもりをしています。そこへ思いもかけず父のカー先生の患者であるアシー夫人から、ケティにヨーロッパ旅行へ同伴してほしいとの相談がもちあがりました。招待でヨーロッパへいかれるなど、ケティのためにはこんないいチャンスは二度とないでしょう。わが家は妹のクローバーにたのんで、ケティはアシー夫人とエミーといっしょにヨーロッパ旅行へと出発しました。史跡のおおいロンドン、フランスのパリ、ニース、そしてイタリアへと楽しい旅がつづきます。そしてそのあいだにさまざまの事件が起こるのです。
大学を卒業し、銀行のOLになった林由美は、失恋あとの寂しい生活を送っていた。そんな孤独な生活を一変させる出来事が起った。取引先商社社長の御曹子南田が、銀行を通じて、由美に結婚を申し込んだのだ。一方、大学時代の憧れの先輩井上とも交際することに。夢のような生活が始まった。だが彼女には、隠された重大な秘密があったー。危険を承知で、婚約旅行に出かけた彼女を待っていたものは?連続して起る殺人事件、複雑に推移する恋の行方。卓抜したトリックと意外な展開。本格長編ミステリー。
だれだって、もし、自分がもっと大きくて強かったら、とか、小鳥みたいに小さくなれたら、とか、ふと、思うときがあるものです。『ガリバー旅行記』は、なによりもまず、そうした夢をかなえてくれる、ゆかいな冒険の物語です。わたしたちは、世界の海を航海するガリバーにさそわれて、「小人国」や「大人国」をめぐり、さらに奇妙な「飛ぶ島」からの帰りには、むかしの日本にも、ちょっと寄り道をしたあと、最後には、ことばをしゃべる「馬の国」にまで、わたることになります。
ある旅行者が、タイ、マレーシア、韓国、ケニア、フィルピン、ビルマ、インドネシアなどを歩き、妖艶な料理人、びしょ濡れの子供、運河の水死体、シナを作る八百屋、ヒマな宣教師、無表情の母親などに会い、ナムプリック、豆板醤、辣油、ニンニク、唐辛子などに燃え書いた本。