ミュージシャンの写真は踊りながら撮る。アフリカでは、撮影のお礼は踊って返すー。身ひとつで世界をめぐるカメラマンの旅は、いつも新しい発見に満ちている。自らの生いたちと写真術。和太鼓グループとの西アフリカの旅。野生のチンパンジーの撮影に成功した東アフリカ紀行。マラリア体験。そして、ブラジルと中国で考えたこと。〈熱帯写真家〉とも呼ばれる著者の、臨場感あふれる旅のドキュメント。
神秘的な謎を秘めた島、バリ島。そこへ「古代裂れ」のルーツを求めて、織物業界の五人のライバルが旅立った。古代裂れに熱中しているキャサリンも、恋人浜口一郎と同行したが、異国情緒にひたる間もなく、第一、第二の殺人が…。さらに、予定を繰り上げ京都に戻った一行に第三の惨劇が起こる。名探偵キャサリンが、密室トリックに挑んだ本格長編推理の傑作。
1つの駅に1つのタイがある。乗り方・路線図・時刻表・完全ガイド。
子どもが言葉を覚えるときのプロセスを大人向けにアレンジして再現。
世界11カ国の人々のくらしが楽しくわかる地図絵本です。幼児から小学校低学年向き。
旅先で出会った人々への想いは募る。風圧に抗い格闘技まがいにぶつかり合うレースは“人生の喧嘩”を教えられた少年時代に重なり、ギャンブルに敗れてなお耽美な顔を見せる男には影の薄い女が寄り添う。「終ってみると己れを買い己れに賭しただけの遊び」の中で伊集院文学の原石が光を放つ話題の好エッセイ。
太平洋、日本海、瀬戸内海、東シナ海…に浮かぶ個性に満ちた小離島を訪ねる。定期船、チャーター船にゆられ、島の自然と人情にふれる“訪島記”。
南米大陸の南端パタゴニアー本書は一九五八年に日本・チリ合同探険隊の未踏査氷陸地帯探険と処女峰アレナーレスの登頂の記録。登山家、心理学者であった著者の眼は探検記の中に卓抜した人間ドラマを描き出した。一九六二年マルケサス群島ヒヴァオア島沖で消息を絶った著者の遺稿。
“ハーレマイト・トミーの心の旅路”新ニューヨーク物語。NYのハーレムに暮すこと7年、今や“ハーレマイト”と親しみを込めて呼ばれ、この街の心に溶け込んだ六本木のジャズクラブ「バランタイン」の元経営者の著者が、悪戦苦闘しつつ我がモノにした、他に類のないシャープな劇場空間・NYとハーレムのすべてのエッセンスを綴る。ガイドブックの行間、向こう側、裏窓から見たこの街の楽しみ方の全て。さらには暮し方までざっくばらく、懇切丁寧にガイド。
ヒマラヤの秘境に生きる竜王の国ブータン。遊牧文化と稲作文化がまじりあい、時間はゆったりと流れる。そして神秘のラマ教文化が生活に溶け込み鮮やかな原色の世界に彩られていた。何年か前の日本をほうふつとさせるなつかしさと共に鮮烈な驚き…。世界初の長期踏査を果たしたNHK取材陣によるブータン縦断紀行。写真をふんだんに用い、神秘の国ブータンを紹介。
ピーターラビットの村へ、アーサー・ランサムの世界へ。B&Bのアフタヌーン・ティーを味わい、石炭の燃える懐しい匂いのする村を歩く。あこがれの地のスケッチブック。
アトラクション、ショー、パレード、イベント、レストラン、ショップのほか、交通情報からサービス施設まで全情報を満載。東京ディズニーランドのすべてがひと目でわかる、ポケットサイズの完全ガイドブック。
忘れられた現代の遺跡を探り出す。かつて栄えた鉱山やニシン漁場は、今どうなっているのかー。全道21地点を訪ね歩いた名エッセイストが、そこに残された廃屋や錆びた鉄橋などの「遺跡」が持つ滅びの哀愁を詩情豊かな文章で綴る。