元弁護士・真鍋に、見知らぬ老人麻生から手紙が届く。「二十億の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし一円も納税せずに」重態の麻生は余命わずか、息子悠介は百五十億の負債で失踪中、十六歳の孫まゆは朽ちた家に引きこもり、不審人物が跋扈する。そのとき、かつてシベリア抑留者だった麻生に殺人疑惑が浮上したー。謎とスリルの上巻。
まゆは幼い頃に母を殺された未解決事件にまだ苦しんでいた。アメリカで失踪した悠介の居場所はつかめない。麻生の死期は迫る。真鍋には時間がなかった。そもそも麻生はなぜ無税の相続に拘るのか?そして、まゆが何者かに誘拐されたー。人間の欲望と絶望、金と愛情、人生の意味までを、大胆かつ繊細に描ききった新世代の『罪と罰』完結。
北から南、東へ西へ…。九十七日間かけてインド中を旅した著者が撮った写真の数、なんと約三〇〇〇枚。タージマハルやマハラジャ宮殿は朝飯前、現地の人の食卓からイケメン修行僧までガイドブックには載っていないインドを大公開。「次に進む力と勇気を与えてくれた」という国で、女優・中谷美紀が見たものとは。インド旅行記シリーズ最終巻。
城の縄張設計プランから厳選。百名城の決定版。100のオールカラー縄張図を一挙掲載。
多様な歴史・文化と輝く太陽、紺碧の海、そして美味しい郷土料理。地中海の“文明の十字路”たる神秘の島の魅力を、最新情報を盛り込んで紹介する改訂版。
映画、TV、CM、舞台など幅広く活躍中の溝口肇の、主に電波・映像系の作品を集めた3枚組・全58曲。どれも聴き覚えありで、意識して聴かなくても音楽は身体にしみ込むものだとあらためて感心。小品ながらキャッチーなメロディーばかりで、BGMとしてもお勧め。
SVL12000の初・中級レベルに相当する、LEVEL1〜3の3000語だけを使用。どこかで見たことのある単語ばかりだから、リスニングに集中できる!話される内容はもちろん、長さ、速さ、発音など、さまざまな面でバリエーションが豊富。だから聞いて飽きない!ヒントなし→語彙ヒント→和訳ヒントの3段階で聞く、3つのMODEを用意。繰り返し聞くことで、聞き取り能力がアップ。
平安神宮、廬山寺、渉成園、仁和寺…寂聴さんが教えてくれた物語ゆかりの舞台を訪ねて。「源氏物語」初心者のための「あらすじ」付き。
変わり者の鉱物学者リデンブロック教授が本屋でみつけた古い本。そこに記された暗号のごときルーン文字を、甥の青年アクセルとともに解くと、それは過去の偉大な探検家が遺した、地球の内部への道しるべだった!ハンブルクからはるばるアイスランドの火山へー壮絶を極める未知の世界への旅。何度も死にそうな目に遭いながらたどり着いたのは、想像を超えた世界だった。巨匠ヴェルヌが描く、冒険SF小説の記念碑的作品。
チェックシート式ドリルで基本文法の総チェック。日常会話から旅行会話までトコトントレーニング。
鉄道でどこかに行くことだけではなく、鉄道に乗ることそのもののたのしさが分かる1冊。東海道、関東、近畿、九州、東北など、その土地ごとの路線の乗りこなし方と、逃したくない見どころ、地方線ならではの味わいなどを紹介。また、時刻表の読み方や、路線の歴史、ちょっとした雑学などをひもときながら、これからはじめて鉄道旅行をたのしみたいという人にも分かりやすく、その魅力と奥深さを伝えます。
本書は、日本語に不慣れな外国人(英語が母国語の方)が、主に日本で暮らしていく際に役立つ会話本です。実践的な言葉を厳選して6000語以上収録。公共機関・会社・学校・病院をはじめ、日本語⇔英語の会話が必要となる様々なグループ等に必須の一冊です。イラストもふんだんに盛り込まれ、発音できなくてもイラストや文字を”指さす”だけで通じるので、とても便利!第1部「指さしシート」は、見たいページがすぐに開けるよう、状況・項目別に分類されています。各単語は、日本語と英語のバイリンガル表記でローマ字のヨミガナ付きです。第2部では、日本社会の特徴、日本で生活していく上で役に立つこと、日本人と仲良くなるちょっとしたコツなど、日本での生活をより楽しくするための解説を載せています。第3部<英語→日本語>と第4部<日本語→英語>は、便利な辞書形式の単語集となっています。
目黒区の中で最も史跡と文化財に富む「駒場」を、駒場野公園…日本民藝館…駒場公園…東京大学教養学部と歩く。樹木の多い野趣ゆたかな雰囲気を存分に体験し、武蔵野の面影を胸に刻みつつ「渋谷区松濤」へ向かう。歴史の中心は鍋島松濤公園であり、発展の過程は大岡昇平や河竹登志夫の成長と重なる。松濤美術館…ギャラリーTOM…戸栗美術館…観世能楽堂と巡り、東急Bunkamuraに至ると、流行に最も敏感な繁華街が広がる。その賑わいに触れながら、與謝野鐵幹と晶子、山路愛山、國木田獨歩、柳田國男、竹久夢二、林芙美子たちの足跡を記した。歴史と文学の事跡が多いのも渋谷の特色だ。その奥行きの深さをぜひ満喫するように勧めたい。