「悪魔よ、来い。もうどこにも逃げられない」生きとし生けるものを苦しみから解き放つ護符。ポン教・チベット仏教ニンマ派が伝承してきたこの「秘法」は、いまも民衆の心を掴んでやまない。本書は、宗教学・人類学・図像学などの方法論を結集し、人々の宗教実践における護符の意味を追究。民博共同研究の成果。
「回心」や「伝統宗教から世界宗教へという構図」ではないその理由とは。妖術・憑依霊・悪魔崇拝が今も生きる社会で、人々の語りに耳を傾けると、彼らにとってのキリスト教の実像が見えてくる。妖術研究と改宗研究の交差する地平を示す気鋭の論考。
辺省と呼ばれた雲南・広西の近代思想を、雑誌『雲南』など地域メディアから繙き、軍国民主義・地理学・植民論といった当時最先端の知識・議論を分析。植民地主義や南進論へと至る北からの思想連鎖と、東遊運動や独立論という南からの応答を見据えた、近代アジア思想史の空白を埋める気鋭の論考。
作られた領域、観念としての民族は、やがて「空間」となり「文化」を形成していく。不断に繰り返されるこの「民族・文化」創出のメカニズムを「原郷」の凝視により解明。注目の空間論的アプローチとその展開。
移動集団をフィールドワークするつもりで飛び込んだ異国のサーカス団。慶州、木浦、光州、江陵…と、テントを建てては解体する巡業暮らし。肉体労働と人間関係に翻弄されながら必死で書いた日誌から、今は昔のローテク時代の韓国、周縁に生きる人々の心と体が匂うがごとくよみがえってくる。
生物医療によって制圧されたかに見えるマラリア。だが、エグンの人びとは、より劣悪な故郷ベナンでの治療を求め長駆する。科学的合理性や技術・施設という価値観に背を向け、時に自殺行為ともなる彼らの行動原理とは。フィールドから、正解のない問題として見直す、現代医療の功罪。
激変するかに見えた国の底流にあるもの。民政移管、そして「スーチー政権」へ。人びとの上には今も「統制」のくびきがある一方、傍らにはさまざまな「公共性」の風穴がほの見える。モノ・情報・コミュニティから見た可能性とは。注目の民博共同研究の成果。
<アルバム:CHAOSMOLOGY>
9mm Parabellum Bullet初のトリビュートアルバムを9月9日にリリース。
親交の深いアーティストなど超豪華18組がトリビュート企画に参加。
2枚組で構成されるアルバムはDisc1を歌盤、Disc2をinstrumental盤として各9曲、計18曲を収録。
各アーティスト独自の解釈で表現される9mm Parabellum Bulletの名曲の数々を楽しみにしてもらいたい。
他のトリビュートアルバムでは中々見られないinstrumentalでのアレンジも必聴。
発売日の9月9日からは、全国7箇所での「カオスの百年 TOUR 2020〜CHAOSMOLOGY〜」が開催される。
<シングル:白夜の日々>
9mm Parabellum Bullet初のトリビュートアルバムと同時リリースとなる通算11枚目のシングル。
約1年ぶりに発表される新曲は9mm Parabellum Bulletらしい楽曲となるので全貌を楽しみにしてもらいたい。
発売日の9月9日からは、全国7箇所での「カオスの百年 TOUR 2020〜CHAOSMOLOGY〜」が開催される。
<アルバム:CHAOSMOLOGY>
9mm Parabellum Bullet初のトリビュートアルバムを9月9日にリリース。
親交の深いアーティストなど超豪華18組がトリビュート企画に参加。
2枚組で構成されるアルバムはDisc1を歌盤、Disc2をinstrumental盤として各9曲、計18曲を収録。
各アーティスト独自の解釈で表現される9mm Parabellum Bulletの名曲の数々を楽しみにしてもらいたい。
他のトリビュートアルバムでは中々見られないinstrumentalでのアレンジも必聴。
発売日の9月9日からは、全国7箇所での「カオスの百年 TOUR 2020〜CHAOSMOLOGY〜」が開催される。
<シングル:白夜の日々>
9mm Parabellum Bullet初のトリビュートアルバムと同時リリースとなる通算11枚目のシングル。
約1年ぶりに発表される新曲は9mm Parabellum Bulletらしい楽曲となるので全貌を楽しみにしてもらいたい。
発売日の9月9日からは、全国7箇所での「カオスの百年 TOUR 2020〜CHAOSMOLOGY〜」が開催される。
インドネシア随一の観光地バリは、観光開発の負の影響が最も大きい地域でもある。コミュニティベースト・ツーリズム=地域社会の文脈に合わせた観光という理念と、ローカルNGOやその協力者の現実の行動をつぶさに記述。21世紀型の観光に迫る。
宗教の持つ本源的な暴力性を問う。タミル分離独立をめぐる内戦、ムスリムとの対立、そして2019年の同時多発テロは、仏教聖地スリランカを根底から揺るがせた。本書は、植民地支配下に独自の改革仏教を創始したダルマパーラの思想を根源から問い直し、そこに潜む暴力性について人類学的、系譜学的に明らかにした労作である。
80万信徒を有する宗教団体の100年の歩み。近現代ベトナムが経験してきた社会変動の中で、カオダイ教団はいかなる変化を余儀なくされてきたのか。また、今日生じている「宗教の復興」以前にはどのような衰退があり、更にそれ以前にはどのような宗教事情が存在していたのか。…その政教関係史を解き明かす。
身体に内在する社会性と「人格の拡大」。幾重にも張り巡らされた贈与交換の網の目。紛争や軋轢から生じる怒りや悲しみの感情。尽きることなき激情と希望、怨嗟と賭けられた生、その人々のひしめきの総体を、贈与論、人格論、社会的身体論の理論から描き出し、人間の変容可能性を展望する新たなる民族誌。
徒弟制からの転換、芸能教育の学校化とは。京劇の形成にも関わった地方劇の一つ「秦腔」。本書は、その教授・学習の現場から芸能と教育の関係を捉え直す試み。文学・音楽・舞踊・雑技・美術などの表現手段を融合した総合芸術の成り立ちを、俳優すなわち人間の教育という側面から分析した画期的な論考。(第1回東京大学而立賞受賞)
モンゴル、インド、スリランカ、中国、韓国、日本など、アジア各地の事例を読み解き、変動する社会における文化の創造とパフォーマンスを考察。(民博「アジア・太平洋地域における民族文化の比較研究」第9回シンポジウムの成果)