S=イッセルシュテット/モーツァルト:『後宮からの逃走』全曲、レクイエム、他(3CD)
モーツァルト・イヤーを祝って、TAHRAが名指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテット(1900-1973)のモーツァルトの音楽をまとめてリリース。このうち「エクスルターテ・ユビラーテ」はこれが初出と思われます。『レクイエム』は、TAHRAから TAH 9907(3CD)で出ていたもの。『後宮からの逃走』は、先にRELIEFからCD(CR1906)が出ていたものです。(キング・インターナショナル)
モーツァルト:
・歌劇『後宮からの逃走』全曲
テレサ・シュティヒ=ランダル(S:コンスタンツェ)
エミー・ローゼ(S:ブロンデ)
ルドルフ・ショック(T:ベルモンテ)
マレー・ディッキー(T:ペドリッロ)
テオドール・シュロット(B:オスミン)
録音:1954年10月18-24日
・モテット『エクスルターテ・ユビラーテ』K.165
マリア・シュターダー(S)
録音:1953年4月14日
・レクイエム ニ短調 K.626
リーザ・デラ・カーザ(S)
マリア・フォン・イロスファイ(M)
ヘルムート・クレプス(T)
ゴットロープ・フリック(B)
録音:1952年3月31日
北ドイツ放送交響楽団&合唱団
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
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ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲全集
アンドルー・デイヴィス(指揮)
スリム・ボックス化!
1990〜96年デジタル録音。交響曲第1番は、詩人ホイットマンの『草の葉』をテキストにし、声楽付きの勇壮な音楽で開始される大作で、正式なタイトルは『海の交響曲』。
続く交響曲第2番は、大都市ロンドンの印象を描き、作曲者自ら最も気に入っていたという描写的な作品で、正式なタイトルは『ロンドン交響曲』。
交響曲第3番は、田園風景の印象と瞑想を美しく音楽化した作品で、正式なタイトルは『田園交響曲』。
次の第4番から正式にナンバリングされるようになり、もともと映画音楽だった第7番を除いて、標題が使われることが無くなりました。
この交響曲第4番は、第2次大戦直前のヨーロッパの不穏なムードを反映した緊迫感みなぎる作品であり、ドラマティックな進行がとても刺激的。加えて激しい終わり方が、全9曲中、実に7曲が弱音で終わるというヴォーン=ウィリアムズの交響曲の中では独特の存在感を主張しています。
続く交響曲第5番は、激しい第4番のあとということもあってか、戦時の作品とはとても思えない、あるいはそれゆえにか、穏やかで安らかな世界を追求した内面的な音楽です。
交響曲第6番は、戦中から戦後にかけて書かれ、第4番の世界の再現・発展形ともとれる過激で凶暴な迫力に満ちた音楽が強烈な傑作。テナー・サックスが醸し出す退廃的な雰囲気、連打されるバスドラの迫力は圧巻です。
交響曲第7番は、描写的な映画音楽『南極のスコット』を再構築した作品で、正式なタイトルは『南極交響曲』。ヴォーン=ウィリアムズ版『アルプス交響曲』ともいうべきパノラマ的な面白さが聴きものとなっています。多数の打楽器や、オルガン、女声合唱、ソプラノ独唱などの効果的な使用も印象的です。
続く交響曲第8番は、二管編成のオーケストラに5人の打楽器奏者を要する編成により、主題のない変奏や、行進曲風スケルツォ、カヴァティーナ、トッカータなどがあらわれる凝った作品。
最後の交響曲第9番は、作曲者の死の直前、80代なかばの創作ですが、そこで支配的な詠嘆や諦観といったムードは、生涯最後の作品にふさわしいものなのかもしれません。テナー&アルト・サックスの使用もユニークです。
当セットには、以上の9つの交響曲に加え、有名な『グリーンスリーヴス幻想曲』、ひたすら美しい『タリスの主題による幻想曲』のほか、『ヨブ記』『あげひばり』『すずめばち』序曲が収録されています。
演奏は、現代イギリスが生んだ名指揮者の一人、アンドルー・デイヴィスとBBC交響楽団によるもので、なかなかの聴かせ上手。音が良いので第6番など凄い迫力です。
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ:
・交響曲第1番『海の交響曲』
・交響曲第2番『ロンドン交響曲』
・交響曲第3番『田園交響曲』
・交響曲第4番
・交響曲第5番
・交響曲第6番
・交響曲第7番『南極交響曲』
・交響曲第8番
・交響曲第9番
・バレエ『ヨブ記』
・トマス・タリスの主題による幻想曲
・あげひばり
・グリーンスリーヴズによる幻想曲
・『すずめばち』序曲
トーマス・ハンプソン(バス)
アマンダ・ルークロフト(ソプラノ)
パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)
グレン・マーティン(サキソフォン)
タズミン・リトル(ヴァイオリン)
BBC合唱団
BBC交響楽団
アンドルー・デイヴィス(指揮)
Disc1
1 : 交響曲 第1番 ≪海の交響曲≫ - ソフ゜ラノ、ハ゛リトン、合唱とオーケストラのための: : 第1楽章 : あらゆる海、あらゆる船に捧げる歌
2 : 第2楽章 : 浜辺にて、夜独り
3 : 第3楽章 : スケルツォ ≪波≫
4 : 第4楽章 : 冒険者たち
Disc2
1 : 交響曲 第2番 ≪ロント゛ン交響曲≫ (1920年改訂版): : 第1楽章 : 1 Lento - Allegro Risoluto
2 : 第2楽章 : 2 Lento
3 : 第3楽章 : 3 Scherzo (Nocturne) : Allegro Vivace
4 : 第4楽章 : 4 Andante Con Moto - Maestoso Alla Marcia - Epilogue : Andante Sostenuto
5 : 交響曲 第8番 ニ短調: : 第1楽章 : 1 Fantasia (Variazioni Senza Tema)
6 : 第2楽章 : 2 Scherzo Alla Marcia (For Wind Instruments)
7 : 第3楽章 : 3 Cavatina (For Strings)
8 : 第4楽章 : 4 Toccata
Disc3
1 : 交響曲 第4番 ヘ短調: : 第1楽章 : 1 Allegro
2 : 第2楽章 : 2 Andante Moderato
3 : 第3楽章 : 3 Scherzo : Allegro Molto
4 : 第4楽章 : 4 Finale Con Epilogo Fugato : Allegro Molto
5 : 交響曲 第5番 ニ長調: : 第1楽章 : 1 Preludio : Moderato
6 : 第2楽章 : 2 Scherzo : Allegro
7 : 第3楽章 : 3 Romanza : Lento
8 : 第4楽章 : 4 Passacaglia : Moderato
Disc4
1 : 交響曲 第6番 ホ短調: : 第1楽章 : 1 Allegro
2 : 第2楽章 : 2 Moderato
3 : 第3楽章 : 3 Scherzo
4 : 第4楽章 : 4 Epilogue
5 : トーマス・タリスの主題による幻想曲: :
6 : 揚げひばり: :
7 : 「ク゛リーンスリーウ゛ス゛」 による幻想曲: :
8 : すずめばち ~ 序奏: :
Disc5
1 : 交響曲 第7番 ≪南極交響曲≫: : 前奏曲
2 : スケルツォ
3 : 風景
4 : 間奏曲
5 : エヒ゜ローク゛
6 : 交響曲 第3番 ≪田園交響曲≫: : 第1楽章 : 1 Molto Moderato
7 : 第2楽章 : 2 Lento Moderato
8 : 第3楽章 : 3 Moderato Pesante - Presto
9 : 第4楽章 : 4 Lento - Moderato Maestoso - Lento
Disc6
1 : 交響曲 第9番 ホ短調: : 第1楽章 : 1 Moderato Maestoso
2 : 第2楽章 : 2 Andante Sostenuto
3 : 第3楽章 : 3 Scherzo : Allegro Pesante
4 : 第4楽章 : 4 Andante Tranquillo - Poco Animato
5 : ヨフ゛ (舞踊のための仮面劇): : 第1場 : 前奏曲
6 : 第1場 : 神の息子たちのサラハ゛ント゛
7 : 第2場 : サタンの勝利の踊り
8 : 第3場 : ヨフ゛の息子たちとその妻たちのメヌエット
9 : 第4場 : ヨフ゛の夢
10 : 第5場 : 3人の使者の踊り
11 : 第6場 : ヨフ゛の慰め役たちの踊り
12 : 第7場 : 若く美しいエリフの踊り
13 : 第7場 : 暁の息子たちのハ゜ウ゛ァーヌ
14 : 第8場 : 朝の息子たちのカ゛イヤルト゛
15 : 第8場 : 祭壇の踊り
16 : 第9場 : エヒ゜ローク゛
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マゼールによるヴェルディの『レクィエム』がブルーレイ化
トスカニーニ歿後50周年記念慈善演奏会
初演地サン・マルコ寺院ライヴ
2007年11月に、ロリン・マゼールがトスカニーニ交響楽団を指揮して、ヴェルディの『レクィエム』を演奏したコンサートの模様をライヴ収録した映像作品がブルーレイ化。
この演奏会は、イタリアが生んだ20世紀前半を代表する巨匠指揮者トスカニーニの歿後50年を記念しておこなわれたもので、会場には、作曲者ヴェルディによって、詩人マンゾーニの一周忌にあたる1874年5月22日に初演が行われたのと同じヴェニスのサン・マルコ寺院が選ばれています。
トスカニーニが生まれ学んだパルマの地に2002年、その名を冠して誕生したトスカニーニ交響楽団は、短期間のうちに国際舞台での評価を急速に高めているオーケストラ。高度な技術水準を保持している理由には、2004年より終身音楽監督を務めるマゼールによって、毎年すべてのメンバーがオーディションによって選抜されていることもあるようです。11歳の時にニューヨークでトスカニーニと対面したことのあるマゼールもすでに喜寿を迎え、記念演奏会に臨むかつての天才少年の胸に去来するものがあったのかもしれませんが、途切れることのないテンションの高さが強く演奏内容に刻印されています。
ブルーレイ化の恩恵で、サン・マルコ寺院の美しい大伽藍と理想的な音響効果がいっそう身近に感じられるようになったのはなにより喜ばしいかぎりといえるでしょう。(キングインターナショナル)
【収録情報】
・ヴェルディ:レクィエム
ノルマ・ファンティーニ(ソプラノ)
アンナ・スミルノワ(メズ・ソプラノ)
フランチェスコ・メーリ(テノール)
ラファウ・シヴェク(バス)
フィレンツェ五月祭合唱団
トスカニーニ交響楽団
ロリン・マゼール(指揮)
収録時期:2007年11月16日
収録場所:ヴェニス、サン・マルコ寺院(ライヴ)
監督:ティツィアーノ・マンシーニ
収録時間:97分
画面:カラー、16:9、1080i Full HD
音声:PCMステレオ、DTS HD Master Audio 5.1 Surround
字幕:ラテン、英、独、仏、西
Region All
ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
レーベル : Euroarts
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 1
音声 : ラテン語ー2.0ch (stereo) リニア PCM,ラテン語ー5.1ch DTS-HD Master Audio
字幕言語 : スペイン語,ドイツ語,フランス語,ラテン語,英語
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伝説と神話のヴェールを脱いで、いま明らかになるボサノヴァ革命の真実!誕生前夜のブラジル音楽界と若きミュージシャンたちの青春の日々、ジョアン・ジルベルト「想いあふれて」の衝撃、「イパネマの娘」の大ヒット、アメリカへの進出から全世界へーボサノヴァのすべてを物語る傑作。
文学、絵画、倫理学、読書慣習ー自分自身を表象すべく駆動された“知”の枠組みを解きほぐす。“私小説的なるもの”をめぐる新しい文学史。
本書は、2007年に「法令遵守(コンプライアンス)、組織内統治(ガバナンス)にもとづく、看護の業務改革・業務改善」と題して行ったセミナーの内容に、人事・労務的なコンプライアンス・ガバナンスと、全国で活躍されている5人のトップマネジャーにインタビューした内容を追加して構成。看護管理者として病院経営に積極的に参画する上で必要な法令遵守、ガバナンスが現場でどのように動いているかがわかる。
かつてブームとなったアメリカへの移民。しかしその後、移民は制限され、開戦とともに日系人は収容所に入れられる。その苦難の時代を支えたのは日本語の文学・書物だった。日本書店、写真花嫁、収容所図書館の話題なども織り交ぜながら、移民と文学の歴史を掘り起こす意欲的試み。
2002年のデビューから今年の10月2日で15周年イヤーを迎える森山直太朗の集大成!
昨年9月末からの「活動小休止」から活動再開をスタートさせ、6月に新作アルバム『嗚呼』を
リリースしたばかりの森山直太朗が、オールタイムベストアルバム「大傑作撰」をリリースすることを発表した。
初回限定盤は、直太朗の活動を花々しく支えてきた名曲15曲を収録した【花盤】と同じく直太朗の土台として
支えてきてくれた名曲を収録した【土盤】(ボーナスディスク)の2枚組。さらには、この作品のために新たに
収録したスタジオライブ映像などを収録した映像特典DVDもあり超豪華内容となっている
<収録内容>
【CD】<花盤>
01. 夏の終わり カルビー『夏ポテト』CMソング ABCテレビ(朝日放送)系列『熱闘甲子園』エンディングテーマ
02.生きてることが辛いなら 首都医校・大阪医専・名古屋医専の2008年度TVCM クロスカンパニー「アースミュージックエロコジー」CM
03.どこもかしこも駐車場
04.花 CX系金曜プレステージ「鯨とメダカ」エンディングテーマ
05.若者たちフジテレビ系ドラマ「若者たち」主題歌
06.風花NHK連続テレビ小説『風のハルカ』主題歌
07.愛し君へ フジテレビ系列テレビドラマ『愛し君へ』挿入歌
08.フォークは僕に優しく語りかけてくる友達
09.嗚呼
10.小さな恋の夕間暮れ 日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」テーマ曲
11.太陽
12.さくら(独唱)MBS・TBS系「世界ウルルン滞在記」エンディングテーマ /サントリー「BOSS」CM/NTT東日本企業CMソング
13.日々
14.生きとし生ける物へ フジテレビ系列テレビドラマ『愛し君へ』主題歌
/ TBS系「3年B組金八先生スペシャル第8シリーズ」挿入歌リクルート「ホットペッパー」CM
15.虹(2016 ver.) ※新録 第73回NHK全国学校音楽コンクール中学生の部課題曲
【CD】<土盤>(初回限定盤ボーナスディスク)
01.レスター
02.さなぎの時代
03.今が人生
04.君は五番目の季節 山崎パンCMソング
05.シルビア
06.坂の途中の病院
07.夕暮れの代弁者
08.僕らは死んでゆくのだけれど ※初CD化
09.優しさ
10.うんこ
11.よく虫が死んでいる
12.コンビニの趙さん
13.魂、それはあいつからの贈り物
14.12月(2016 ver.)※新録
【森山直太朗本人コメント】
■選曲のこだわり、特に聴いてほしいポイント
ある意味で自分の活動を代表する楽曲を収録した花盤から、それを影で支えて来たコアな作品たちを収録した土盤まで、
15年間歌いつないだ軌跡として答え合わせのように選んでみました。願わくば初回限定『花盤 土盤』2枚合わせて聴いていただきたいです。
■オールタイムベストアルバムを出すキッカケ
もともと何年か前からベスト盤を出すというアイディアはスタッフの間で出てはいたのですが、15周年を節目にだそうという話がありました。
今回、自分の15年の活動を総括するオールタイムベストということで、まだまだ途上にある身ですが、
その月日を経て上書きされて来た一つの世界観をある種の区切りとして示したかった。?
■小休止明け、15周年に向けて
小休止から活動再開して、納得いくアルバムができて、自分のやりたいことも少しずつ見えてきたという意味では、
いまのところお休みをいただいたのは、すごく良かったんじゃないかと思ってます。ただ、その真意が本当の意味で問われるのは、
これからの自分の活動にかかっているのではないかなぁと感じています。
新しいアルバム「嗚呼」とこのオールタイムベスト「大傑作撰」を引っ提げて、来年からはじまるツアーを味わいのあるものにできたらなと思います。
経済学が社会全体の利益のためにできること、なすべきことは何か。どう役立てることができるのか。どのような方法論でそれは可能なのかー。幅広い研究範囲を誇り、それらすべてにわたる優れた業績で知られ、世界の経済学研究をリードする「知の巨人」が一般読者向けに初めて書いた経済学啓蒙書。全編にわたり、経済学のあるべき姿を追究。市場と経済学に対する不信感が高まる中で経済学のあり方、経済学者のなすべきことを問うとともに、国家と市場の関係、企業組織・企業統治、気候変動、失業、ヨーロッパ経済、金融、金融危機、競争と産業政策、デジタル革命、イノベーション、産業規制など、世界が直面するさまざまな難題に対して経済学がどのような解決策を示すことができるのか真摯に論じる。