これらの60年代の演奏は、ラフマニノフを得意とするプレヴィンにとって、それぞれの曲の1回目の録音にあたる。交響曲第2番では当時慣用的に使われていたカット版が使用されている。交響曲の演奏は、起伏に富み、表情が豊かで、ロマンティック。それでいて、音楽に若々しい推進力がある。ピアノ協奏曲では、アメリカ出身のピアニスト、ペナリオがソロを務めている。ラフマニノフにふさわしい華麗な演奏で作品の魅力を伝える。有名な第2、3番ではなく、第1、4番というところにこだわりが感じられる。
CLAMP原作の人気TVアニメ『XXXHOLiC』のサントラ盤。劇中で使用されたすべてのBGMに、PS2用ゲーム版のナンバーもボーナス収録。アニメ・ファンもゲーム・ファンも楽しめる一枚だ。
「村の平和を護る」。ただそのために、一体の鬼と一人の男を包み込んだ封印。それが解けたとき、世界では400年の歳月が過ぎ去っていた!計らずも時を超え、現代を生きることとなった青年・流は、護るべきすべてを失い、亡羊とした日々を送っていた。しかしある日。彼の前に現れた思いも寄らない仇敵が、流の倦怠とした日常を打ち砕く。その仇敵の名は…夕凪。
1974年発表の6作目。トム・スコット、アンディ・ニューマークらのタイトなサウンドがのびのびとした作風を生み出し、軽いジャズ・フィーリングも魅力の作品に。大ヒット曲「ジャズマン」も収録。
いまが旬のオーボエ奏者といえば、迷わずフランソワ・ルルーの名をあげよう。自在にビブラートを変化させ、音色に彩りを加えていく。その表現力の多様さがルルーの魅力。バッハの音楽におけるオーボエの重要さを再認識させられる。とにかく鮮やかで巧い。
2007年秋公開の劇場版アニメ『ストレンヂアー無皇刃譚ー』のサントラ盤。数々の話題作に音楽を提供してきた佐藤直紀がスコアを手がけ、剣劇アクションにふさわしい迫力あるBGMを披露している。
それはただのゲームのはずだった。しかし彼女はリアルに存在して…。架空×現実。危険なゲームがいま始まる。
ダイアナ元皇太子妃が97年8月に不慮の事故で急死するまでの物語を、ドキュメンタリー形式で再現したBBC製作のドラマ。ロンドン警視庁発表の最終報告書を基に、さまざまな謎を解明するがごとく、ダイアナの最期の日々を描いていく。
「ピアノ協奏曲第1番」はベルマンとシカゴ響がガチンコ勝負さながらに激しく火花を散らす烈演。鋼鉄のような強靭さとパワーに満ちたベルマンの独奏だが、ブラームスの繊細な憂愁も的確に捉えている。「悲愴」はカーネギーホールでのライヴで、両端楽章の求心力の強さが印象的。
日曜夜のテレビ番組の主題歌などを集めたコンピ盤。翌日からの日常を考えて憂鬱になることで症候群の冠も付く『サザエさん』から、『アップダウンクイズ』や『レッツゴーヤング』などの懐かしいテーマ・ソングを収録。
4枚目のシングルは、“目の前の道 ゆっくりと進んでいく”と優しく歌いかけるバラード・ナンバー。ゆったりとしたロックのビートにビートルズ風のストリングスの調べをフィーチャーし、品格のある作品に仕上げている。TVアニメ『BLEACH』のエンディング曲。
9頭を担当した“パンダのお父さん”が現役を退いた。試行錯誤の繰り返しだった23年間の喜怒哀楽と、パンダへの感謝、そして変わらぬ愛を、いま語る。