雪にふりこめられた街・ノーウィ。駆け出しの歌姫モーナネリーアは、歌劇場のスポンサーで街の有力者・フェイドルンに見初められ、許嫁となる。だが、彼女にはラルフという崇拝者の息子がいて、フェイドルンとの婚約も劇場の支配人にむりやり請われてのものだった。人目を忍んで逢瀬を重ねるモーナネリーア。だが、彼女の背後には、呪われた惨劇の序曲が忍びよろうとしていた…。
黄尾高校に事務所を置くS黄尾探偵団。そのメンバーとしてバイトをしている行衡は、たてつづけに起こる事件のせいで、留年の危機におちいっていた。今回も、黄尾高の理科室で、黒く焼けこげた死体を見つけたことで、またまた事件に関わることに。死体のそばには、“K-EXCUTION”というなぞの文字が書かれていた。それと同じ文字が残された死体が、別の場所で発見されて…。
黄尾高校に事務所を置くS黄尾探偵団。花見をしようと校門前に陣取ったメンバーたちだが、兵悟だけがなかなかやって来ない。「ちょっと様子を見てくる」と五月がみんなのもとを離れた、その直後。車が急発進する音が聞こえ、ふとそちらを見た行衡は、五月の姿が見えないことに気がついた。そして、跡を追うようにして遠ざかっていった兵悟の車のエンジン音…。五月に何が起こったのか。
S黄尾高校保健室を根城にしているS黄尾探偵団。所長の慈五朗の気まぐれで、行衡たちは、上海まで毛はえ薬を買いにいくことに。そんな彼らを出迎えたのは、政府高官の張元来だった。なんと、慈五朗とは昔からの知り合いだという。元来は、行衡たちに「妙なことをしないように慈五朗を見張っていてくれ」と頼みこむ。しかしこれが、上海を舞台に巻き起こる大事件の始まりだった…。
二〇〇〇年四月、ハッブル宇宙望遠鏡は10歳の誕生日を迎えた。この10年間に観測は二七万回を超え、多くのダイナミックな天体像を私たちに届けてくれた。前回刊行から三年半、ハッブル・ヘリテッジ(文化遺産)という新シリーズも含め、パワーアップしたハッブルが撮った新しく美しい画像約一〇〇点を掲載し、解説する第二弾。
世のすべての考える人々へ、熱いエールを送りつつ、哲学書のロングセラー『考える日々』、いよいよ佳境へ。
日本で最初で最後。こんな家は、もう建たない。原木市場で買った国産のクリの木500本!職人の技に惚れ込み、終の棲家を求めて七転八倒。住まいの原点を描く感動の奮闘記。
バランスト・スコアカードの考案者二人による待望の実践書。上場企業、非上場企業、非営利組織が、重要なマネジメント・プロセスを戦略に方向づけ、戦略目標に焦点をあてることによって、大幅な業績の改善をなしとげた事例と文献をふんだんに提供している。
いまよりいい洋服を、クルマを、部屋を、家を手に入れるためにがんばって勉強し、がんばって働けと、僕らはずっと教えられてきた。そういうのを「向上心」というのなら、そんなものひとつも持たないまま実に楽しく、居心地よく毎日を過ごしている人たちがどれほど多いことか。インテリア・デザイン・メディアに衝撃を与えた『TOKYO STYLE』出版以降、東京で、京都で、大阪で、1993年から2001年までの9年間に出会った、300人近い「大したことない人たち」の大したライフスタイル。持ち家という名の首輪から、足枷から解き放たれた、狭くて広い賃貸宇宙がここにある。
子どもも障害者もお年寄りも一人ひとりが主役!福祉・教育・行政にたずさわる人やテレビを見た人たちから、問い合わせ、見学希望が殺到している。このゆびとーまれは、「富山型」デイサービスと呼ばれ、その活動と理念が全国に広がっている。
ベストセラー作家ダニエル・スティールの息子、ニックは19歳で自らこの世を去った。幼い頃から利発でユーモアに溢れ、天使のように可愛らしかったが、その反面、衝動をコントロールできず攻撃的になったり、奇抜な行動をとったりした。ニックは当時めったに診断されることのなかった若年性の躁うつ病だったのだ。本書は、精神障害を持つとはどういうことなのか、戸惑い、闘い、愛し抜いた日々を、母親として、作家として、すべての人に伝えるために、鋭い洞察力で細やかに綴った、感動の自叙伝である。
口の中をベロで触って、どんな形があるか探ってみよう。ヒビノが力を入れているワークショップがもとになった空前の、「紙上ワークショップ」本。なんだか時間がゆっくりしていたある日のこと、せっかくだからどうでもいいことを想像してみた。そしたら一日がいつのまにか過ぎていた。そしてノートに書き留まっていたのがこの「100の指令」。
ある日突然ママが死に、十六歳なのに喪主にされ、チチオヤに引き取られて名字が変わり、おまけにカレシは世界放浪中。高二になったばかりの鈴木真奈子(旧姓羊野)にとっては踏んだり蹴ったりの春なのに、そのうえ、よりによって、とんでもない疫病神が現れた!素行調査に愛人疑惑、おまけに抜き打ちの小テストetc.etc.担当で×××なヤツと過ごす高校生活の明日はどっちだー。
“来訪者”と呼ばれる異世界から現われた存在の手によって、アルセイフ王国は王と皇太子を同時に失った。“来訪者”たちはそのまま逃走し、殺害現場にいた第四王子フェリオには、疑惑のまなざしが向けられる。そんな中、第二王子レージクについても奇妙な“噂”が流れ始めー!王位を巡り騒然となったアルセイフ王国の行く末は?そしてフェリオの運命は!?一方、来訪者たちの力を目の当たりにした司教カシナートはその力を手に入れようと動き始めるー。渡瀬草一郎が贈る異世界SFファンタジー第2弾、登場。
「優雅」を身上とした天才、ショパン。異国での孤独、結核の不安を抱えながらも、音楽仲間やサンドの愛に支えられて数々の名曲を生んだ39年の生涯を描く。
ちょっとだけ心がほぐれる、ふだんの花の飾り方・贈り方をレシピつきで紹介。今注目の花の図鑑、花の基本的なケアも。これ1冊で、誰でも花と仲良くなれます。
第二王子レージクの即位表明によって追われる身となった第四王子フェリオ。だが、フェリオは囚われた貴族や師匠、ウィスタルを救うべく、密かに王都へ舞い戻り人質救出の機会をうかがっていた。そこにフェリオの性格を良く知るレージクの準備した恐るべき陰謀が待ち構えているとも知らず…。果たして、フェリオの運命はー?一方、潜伏行動を続ける来訪者達の前に司教カシナートの使者が訪れる。力を持つ者と望む者の接触ー来訪者達の選ぶ道は?話題の異世界SFファンタジー第3弾。