老いの途次にある人々へ、充実した時を自然体で限度いっぱい生きてほしいと筆者が祈りをこめて贈るメッセージ。
14の物語。そして被災からの日数を意識しつつ見つめ直すイメージ。
変わらない友人たちの温かさと、思いがけない出会いが結ぶ縁。新しい渦に飛びこんではじめて知った、自分を越えた先の果てしのない自由。日記エッセイ第8弾。
「夫としてはたぶんもう好きじゃないんだよね」。三十六歳で結婚をしてから十年を迎える年の正月、お雑煮を食べながら森子は祐一に告げた。別に嫌いになったわけじゃない。親友としてなら、好き。けれどももう一緒にはいたくない。戸惑う夫を尻目に森子は一人暮らしの準備をし、離婚の手続きを進めようとするー。恋とは結婚とは、一体何なのか。女性の心に潜む本音が共感を呼ぶ長編小説。
おじいさんの家で過ごした日々。ぼくは時おり、あの頃のことを丁寧に思い出す。ぼくはいつだって戻ることができる。あの、はじまりの夏にー。毎日の生活が、それまでとはまったく違う意味を持つようになった小学5年の“えだいち”。少年の夏休みを描いた感動作。第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞受賞作品。小学上級から。
予約でいっぱいの紅茶教室「お茶時間」が贈る、初のレシピ集。
ノーラの世界での役割を終え、故郷からも戻ってきた幸助は骨を埋める場となる異世界に帰ってきた。幸助にとっては久々に会うエリスやウィアーレとの再会を喜ぶ。やがて、ベラッセンへと足を運び、ケリュトンたちと一緒に廃墟となった村に墓参りに行く。次にリッカートにも向かい、発明の手伝いをすることにもなった。また、シズクが武闘大会に参加することを聞き、大会の陰で起きた騒ぎにナガレが動き、幸助も微力ながら力を貸すことになる。そして、帰郷したウドリガから騒動解決を頼まれることになるのだったー。大人気シリーズがついに完結!竜殺し・幸助は異世界でどのような結論を出すのか!?見逃せない感動の最終巻!!
塔での目的を達した幸助。塔を管理する長に呼び出される。金の門に入った者は初めてで、どのようなところかなど、色々と話を聞きたがった。幸助が口ごもると、長は交換条件で聞きだそうとする。幸助はしつこく誘う他の塔の利用者たちを職員側でおさえてくれるようにと条件を出した。そして、利用者たちの希望を叶えると見せかけ、手合せを行うことになる。一撃でも幸助に入れたら仲間になるという条件で模擬戦大会は始まり、幸助は百人以上の挑戦者を叩きのめす。挑戦者たちの心を折った大会のおかげで、平穏な生活を送れるようになった幸助。彼のもとには、新たな客がやってくるのだがー。新章・第3弾!
本屋さんに行くと時を忘れて宝探し。本のある空間のなんと落ち着くこと。好奇心をくすぐられる格別の一冊に出会えるとその日は一日しあわせに。心躍る読書エッセイ&オールカラーの美しい写真満載。
本の世界から脱出した幸助はノーラに導かれ、さらなる異世界へとやってきた。ファルガという未知なる生物退治を期待されたのだが、出会った異世界の人の話によると既に幸助と同じように導かれてやってきた者がいるらしい。突然ファルガの襲撃に遭い、幸助はファルガと相対することになる。そして実力を認められた幸助は、秘密裏に目的を果たすことになる。動き出した幸助は、この世界でも弟子を得た。そして人々を救うためにファルガを叩き斬っていく。大人気シリーズの書き下ろし分の新章第2弾。幸助が新たに異世界でも大活躍。姫をはじめ新しい出会いが新展開を導いていく。
知れば知るほど好きになってゆく友人たち。夢とうつつが混ざり合う取材と執筆の日々と、夏休みのような北海道の日々。のびたり、縮んだりする時間を泳ぐようにつづる、日記エッセイ第9弾。
新しい本が生まれて、また新しい仕事がはじまる。風を感じながら、散歩して、読書して、ときどき山の家に行く。同じように見えながら、刻々と変わりゆく人や暮らし。日記エッセイシリーズ第3弾。
どん底で希望をつかめる24のばななマジック。震災、放射能、両親の死ーつらい日々の中で見えてきた、幸せになるヒント。