実務と研究の二重生活を続けながら、理解社会学の金字塔を打ち建てたアルフレッド・シュッツ。現象学的社会学を創始したほか、エスノメソドロジーの源流をなし、いまなお人文系諸学問に広い影響を与えている。師フッサール、ベルクソンとの真摯な対峙、W.ジェームズらとの知的交流、知られざるライプニッツの影響ー弟子ワーグナーが未公表の資料を交えてその圧倒的な知的活動の全貌を明らかにした歴史的名著。
植込型VAD実施施設13施設と、VAD管理施設2施設等の筆者48名による待望の書。本書は日本人工臓器学会における「在宅人工臓器治療推進ワーキンググループ」での議論を最大限に盛り込み、手術方法や詳細な駆動原理等の記載は最小限に留め、VAD治療と在宅管理を中心に編集・解説した。これまでのVADに関する書籍とは異なり、主として循環器内科医及び補助人工心臓治療に関わるメディカルスタッフを主な対象とした解説書となっている
再生医療製品や治療薬の開発、サルコペニアの予防、代謝との関連まで、幅広く貢献する間葉系幹細胞の可能性を満載!
●間葉系幹細胞は骨髄、筋、皮膚、脂肪、臍帯組織、歯髄や歯周組織、子宮内膜、前立腺、骨髄前駆細胞、卵巣、造血系などさまざまな体組織で存在が確認されており、生体における大きな臓器ともいえる。
●間葉系幹細胞は、免疫調節機能を有し、炎症性腸疾患および移植片対宿主病(graft versus host disease:GVHD)の治療薬として開発が進んでいる。また、神経系障害への回復を薬効とした間葉系幹細胞を主成分とする再生医療製品も開発された。
●さらに、間葉系幹細胞での長寿遺伝子の活性化は、サルコペニアなどの骨格筋での筋力低下や筋肉量の低下を予防するほか、間葉系幹細胞と代謝との関与が注目され、肥満から糖尿病に至る段階として“インスリン抵抗性”の状態があり、間葉系幹細胞をターゲットとした治療を行うこともできる。
●間葉系幹細胞に関わる医療は代謝から再生医療まで貢献する可能性があり、日常生活の質の向上はもちろん、保健・医療・経済の観点からもその価値は高い。本書では、基礎から臨床応用に至るまで、間葉系幹細胞の生物学および医学の最前線を広く解説している。
【目次】
【AYUMI】
■間葉系幹細胞とは
間葉系幹細胞マーカーの生物学的意義の理解と機能解析
間葉系幹細胞の起源と分化
間葉系細胞における糖鎖構造とその機能
■さまざまな組織の間葉系幹細胞
皮膚に関連する間葉系幹細胞
臍帯由来間葉系細胞
肝における非実質細胞
毛包基部の間葉系細胞
M2マクロファージと前駆脂肪細胞数の調節メカニズム
ヒト多能性幹細胞に由来する間質細胞を用いたオルガノイド形成
■疾患治療
脂肪由来幹細胞を用いた腎炎の治療
他家脂肪組織由来間葉系幹細胞投与療法の開発
骨髄由来間葉系幹細胞を用いたGVHD治療
間葉系幹細胞を用いた脳・脊髄病変に対する再生医療・細胞治療
炎症細胞と間質細胞を介したがん進展
近視と間葉系幹細胞ーー関係性のエビデンスから未来の進行予防へ
■トピック
間葉系幹細胞研究を変えつつある人工知能
遺伝子細胞治療における間葉系幹細胞の利用
コンパニオンアニマル再生医療における間葉系幹細胞ーー自験例を中心に
■間葉系幹細胞を商品化するにあたって
不均一性の評価ーーヒトMSC加工製品(ヒト間葉系幹細胞加工製品/ヒト間葉系間質細胞加工製品)の品質管理にかかる課題
研究用間葉系幹細胞の入手と利用
世界における間葉系幹細胞利用製品の開発動向ーーClinicalTrials.govに登録された臨床試験の分析より
再生医療のためのヒト間葉系幹細胞の安定供給
日中戦争開戦へと至る「空気」はどのようにつくられたのか?満州事変の翌年に始まった「農山漁村経済更生運動」は、「生活改善指導」の名の下、緩やかに民俗慣行に介入していく。むらの相互扶助システムは、相互監視の役割をも果たし、「守らければならない」という雰囲気が人びとを包み込む。各町村が策定し、県がとりまとめた『茨城県農山漁村経済更生計画書』をつぶさに読み込み、官製運動が「民」を動かすメカニズムに迫る。
日常 「皮膚科」 診療の決定版!
今作のために制作されたBGMやジングルなど120曲以上をディスク4枚組に収録。
「もう一つの物語」を彩る珠玉の楽曲の数々を、ぜひお楽しみください。
子どもとOCPの教育・実践をサポートする唯一の作業療法テキスト。最新の作業療法理論と研究に根ざした、エビデンスに基づく作業療法実践をガイド。子どもや家族の人生に貢献したいと願う全ての作業療法士・作業療法を学ぶ人に必読の書!
死んだニーチェは、その屍体(言語資料体)からニーチェ主義という生きて動く身体を作り続けている。このニーチェとニーチェ主義を連結するメカニズムの理論化のために、ニーチェの公刊・非公刊テクストを徹底した正確さで探究。問われているのは、死せるニーチェ(corpse)、その著作群(corpus)とニーチェ死後の生けるニーチェ主義という身体ー右翼の、中道の、とりわけ左翼の集団(corps)-との関係であり、ニーチェの秘教主義に対するわれわれの態度である。
死んだニーチェは、その屍体(言語資料体)からニーチェ主義という生きて動く身体を作り続けている。このニーチェとニーチェ主義を連結するメカニズムの理論化のために、ニーチェの公刊・非公刊テクストを徹底した正確さで探究。問われているのは、死せるニーチェ(corpse)、その著作群(corpus)とニーチェ死後の生けるニーチェ主義という身体ー右翼の、中道の、とりわけ左翼の集団(corps)-との関係であり、ニーチェの秘教主義に対するわれわれの態度である。
コロナを言い訳にせず、できることから着実に!!
日常よく使う55の条文に絞り、判断ポイントを逐条解説。分かりやすい図解を数多く併載。事項索引・通ちょう索引。判例索引も充実。