TBS系のドラマ『ヤンキー母校に帰る』やテレビ朝日系のドラマ『雨と夢のあとに』の主題歌を唄っていた女性シンガーのデビュー・アルバム。全曲の作詞を柳美里が担当している。切迫した感情をストレートに聴き手に伝えることができる表現力が魅力だ。
忍者がかぎりなく色物路線を突っ走っていくならば、SMAPはあくまでもカッコよさにこだわってアイドルの王道をひた走っているという感じです。ノリのいい踊れる曲が揃ってるし、キャラクターに合わせたそれぞれのソロもファンの子が浸れる作り。ウマイっ。
ウワサのバンドのデビュー・アルバム。ヒロト&マーシーの「今やりたいこと」をそのままパックした、ガッツな仕上がりになっている。コンピュータもサンプリングもブルハも知ったこっちゃねえ「オレらのロック」を貫き通そうとする意志がオトコらしい。
92年大晦日の文芸座ル・ピリエでのライヴ録音に94年のスタジオ新録を加えた1枚。(3)(6)などのジャズのスタンダード、シャンソンの(8)など、彼女自身の翻案詞の楽曲がオリジナル以上にリアル。ジャズのサウンドを装飾でなく身にまとえる希有の存在だ。
まずは音楽性の幅広さに驚いた。フォークから始まってスカにゴスペル、果てはフレンチ・ポップス(!?)までを果敢に披露。セカンド・アルバムにしてこの冒険心、かつ気負いのなさは圧巻だ。個人的には(6)(7)の流れが、ちょっと悲しげだがとてもよかった。