森のなか、わずかにひらけた草むらに、肩にこもれ陽を散らした彼がいる。黒くかがやく目、ちいさな顔が、咲きひらいた、マーガレットのような彼女がいる。わたしは炎のようなものが、心を焼きつくすのを感じた。-わたしは魔女になった。
週末につくるわくわくブランチメニュー53。レシピが増えて第2集。
住宅を手がけて30年の建築家だから言える、間取りから家相まで、自分らしく心地よい住まいにするためのノウハウあれこれ。生き方が住まいを決める。
人気料理研究家のカツ代さんが綴った「料理・家族・わたし」。
愛としあわせのひとつぶをどうぞ、バレンタイン・チョコレートブック。
都会のひとり暮らしのモロモロをユーモアの衣にくるんで綴る、等身大エッセイ。
たまごのときから大切に育てたサンショウウオを、池にかえしにきた、つらい気持ちのモイくん。ちょっぴりにがてなおじいちゃんと、ふたりきりででかけたカボーくん。そんなふたりが、ひょうたん池で出会いました。ふとした出会いをとおして変化していくそれぞれの気持ちが、あたたかく、さりげなく、描かれます。
大学を中退した米国人ヒッピーと日本人の若者がアラスカで出会い、二人は大きな夢にむかってともに歩きはじめた。-極寒の四週間の後の登頂、ブリザード、奇跡の生還、ヘリコプターによる救助-若き日の冒険とその苦い結末をたどり直し、メンバーひとりひとりの人生における冒険の意味を探る。
にちようせいじんは、どうしていつも三角の帽子をかぶっているのでしょうか?帽子を脱ぐと何があるのでしょうか?謎はいくつもあります。そのような謎を解くチャンスがあるといいのですがー。なにしろ20万光年もはなれた、遠い星のことなので…
雀荘に入りびたり、朝になると競輪場へ出かけ、日が暮れる頃酒場に入って、そのまま道ばたで倒れこむ…日ごと“遊び”を追いかけ、日本全国をひとっとび。ギャンブルの熱狂、そこでふれあう人の喜怒哀楽、一瞬の真実。なんともグータラで、限りなくやさしく、微笑ましい。男の魅力がつまった痛快エッセイ。
主人公は17歳のアレックス。ボローニャに住み、同世代の友人たちとロックにのめり込み、初めて真剣な恋をする。彼女の名はアイーディ。あと半年足らずでアメリカに留学してしまう。深まってゆくふたりの関係は、同時に別れの時を目前にして足踏みする-大人たちの欺瞞への反発、社会規範への抵抗。イタリアで旋風を巻き起こした若手作家のデヴュー作。