日曜日、著者は酒のお供にと『荘子』を取り出した。超俗的で、世人を煙に巻くような文章を読みながら、「わからない」ことの醍醐味にどっぷり浸かってゆく。雲をつかむような話ばかりだけれど、固くなっていた頭がほぐれ、おおらかな気持ちになれるのはどうしてだろう。一風変わった角度から荘子の思想に触れる「こんにゃく談義」のはじまりである。
この本には基本的な文法事項を初めとし、初歩の会話に必要な単語や表現が載っていまので、いろいろな場面で利用できます。
クリスマスの典雅なイメージを払拭するかのように、謹厳にして生命力に満ちた表現で、バッハの意図をストレートに蘇らせる。映像を含め3度目の録音(ライヴ)はテルデック盤への解説を再掲させたほどに共通項を堅持しつつ、さらなる鮮度と深みの音。★
デビュー20周年となる2007年発表のメモリアル・ベスト・アルバム。セルフ・セレクトによる、レーベルを超えた収録内容というのもファンには嬉しいところ。ボーナス・トラックとして新録曲も収録されている。
2001年のデビューから2007年までの6年間をギュッと凝縮した初のベスト・アルバム。ロング・セールスを記録した「二人のアカボシ」をはじめ、ヒット曲やアニメ主題歌、CMソング、TVテーマ曲などを収録。キンモクセイの魅力が存分に味わえる。
どこが、間違っているのか?どうすれば、解決できるのか?知識の暗記ではなく、試行錯誤で力をつけよう。入門より、もうすこし手前から始めたい人のための、プレ入門書。
現役理系の東大生(女子)が書いたキャバクラの本。
ピアノがメイン楽器のヴォーカリスト、柳沢耕平のソロとしてスタートし、バンドに発展して再びソロ・ユニットとなったウイリアムのファースト・フル・アルバム。せつなくて叙情的で、胃弱な男の子が語る現代の寓話といった趣。すでに確固たる世界を持つ。
1958〜79年のレコードの中から東京がテーマの曲のみで構成したCD。ジャズも演歌も情感に富むパワフルな“歌謡曲”にし、東京の大地を揺るがす艶っぽい歌声に痺れるばかり。4、15曲目は牧村旬子、「東京ナイトクラブ」は八代亜紀、「東京さすらい歌」は浅丘ルリ子とのデュエットだ。平易な解説付き。