神様は、15年前に世界を捨てた。以来、人は生まれず死者は死なない。見捨てられた世界で、最後の奇跡と言われる“墓守”。アイは墓守だ。世界を救う夢を見ている。その方法はまだわからないけれど、旅はまだ始まったばかり。傷持ち、ユリーらと西へ西へと向かう途中、アイは、手錠をかけられた少年キリコと出会う。「百万都市オルタス。世界最大の『死者の国』の民だ」オルタス。そこにはやがて訪れる、日曜の時代のための姫がいるという。アイは傷ついたキリコとともにオルタスへ向かうがー。世界最大の死者の街。“死者の姫”と、姫を守る少年。神様に見捨てられた世界で、世界を救う夢を見る少女の旅が、始まったー。
ペルーのアンデス山脈で遭遇した不思議な宇宙人「アプ星人」との交流記。著者は、当初、彼らを宇宙人ではなく外国のスパイだと信じて疑わない。しかし、目にする超技術とそれを支える高貴な精神性に、次第に心を許してゆく。他人の幸せを優先して行動する“愛他主義”の彼ら。そのキーワードは「全ては他者のために」。兄弟愛ゆえに、太古より地球に来訪し、人間が一つの家族として共に学び働くヒントを残してきたのだった。
人気雑貨店「hal」の店主が愛する「my定番」をすべて紹介。日々を心地よくするのは「自分らしい定番を見つけること」、そして「小さな習慣を作ること」。毎日の「発見」と、日々の「工夫」。前作以上に商品情報も満載。
美少女PCゲーム『ましろ色シンフォニー』のドラマCD第2弾。本作のために書き下ろされたオリジナル・ストーリーで、愛理や桜乃といったお馴染みの美少女たちが新たな学園物語を繰り広げていく。
二十六歳のOL京子は、テレビで偶然見かけた競馬中継で、その場所が初恋の少年に出会った思い出の場所であることに気づく。競馬場の中につくられたジャングルジムのある児童遊園。日曜日に思い立って、その場所を訪れた京子は、そこで当時のままの十歳の初恋の少年に出会う。少年らしい純粋さとわがままな側面をあわせ持つ少年に京子は惹かれていき、毎週日曜日になるたびに、思い出の場所に出かけるようになる。少年とのデートを重ねるうち、京子は十歳の少女だった頃の心に戻り始めるのだった。初恋の少年ともう一度恋に落ちるファンタジックな物語。
知る人ぞ知る、マニアックな楽曲を収録した異色の歌謡コンピ。さしずめ、名曲ならぬ迷曲集といった趣。歌や言葉は時代を映すモノで、そういう意味では「何?この歌詞」と思わせる曲ほど、歴史的価値は大きいのかもしれない。そうは思っても、深慮せず珍曲は珍曲として扱うのもまた正解。抱腹必至である。
舞台はとあるロンドン郊外、日曜日のピッチ。アンダー14チームを預かる監督の父親と、その息子以下の少年プレーヤーたちが織り成すとめどなく“可笑しくて哀しくていとおしい”癒しと再生の物語。
新しいジョン・レノン神話の誕生。
下記1〜8のソロ・アルバム・リマスター盤に加え、以下のホーム・レコーディングによるレア音源と、アルバム未収録曲を収めた2枚のボーナス・ディスクも収録。
そして、その中には未発表曲といわれる曲も3曲収録される予定です。(全11枚組)それぞれのCDはデジスリーヴ・パッケージで、デラックス・ボックスに収納。
また、この中には限定ジョン・レノン・アート・プリントとレア写真、アートワーク、コラージュ、詩、ライナーノーツなどを掲載したブックレットも収納されます。
下記曲目の中で未発表曲と言われているのは「ワン・オブ・ザ・ボーイズ」(アコースティック・ギターの弾き語り。ジョンが音楽活動を休止していた1977年頃に録音されたものと思われる)、「インディア・インディア」(1968年にビートルズのメンバーと行ったインドのリシケシュ(地名)に思いを馳せた曲と言われている。録音は1979年後半〜1980年初旬頃と言われている。)、「ハニー・ドント」(カヴァー曲だが、この曲のホーム・レコーディングは初出となる。)の3曲。
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1972年発表の2枚組アルバム。フィル・スペクターのプロデュースによる独特の分厚いサウンドのスタジオ録音と、ジョージ・ハリスンやエリック・クラプトン、キース・ムーンらが参加したライヴ音源を収録している。
舘野泉のデビュー50周年を期して編まれたBOX。2004年以降は「左手のピアニスト」として活躍する彼が、70年代にいかに傑出したレコーディング活動を行なっていたかを如実に示すもの。24枚中17枚分が初CD化で、スペシャルCDには舘野と親交のあった石田一郎(1909〜1990)の作品(堅固な構成に込められた郷愁と憧憬が聴きもの)と未発表音源も収録。各アルバムのジャケットはLPリリース時のデザインを復刻、当時のライナーノーツも再録しており、中でも『フィンランド・ピアノ名曲選』のブックレット(132ページ!)には知られざる作曲家たちの作品が譜例入りで解説されており、資料としてもきわめて貴重。演奏は正攻法にして真摯、作品に寄せる温かな共感が素晴らしい。パルムグレンとエングルンドの清冽&重厚な協奏曲、フィンランドの人々にシベリウスの小品の魅力を再認識させたピアノ名曲集と歌曲集など聴きごたえ十分。グリーグとラフマニノフの録音は分裂直前の日本フィルの充実を伝えるドキュメントでもある。録音が希少な作品の収録に情熱を傾けた70年代の関係者たちのひたむきさ、それを今に蘇らせた制作サイドの姿勢に大拍手。★
百万都市オルタスを脱出し、荒野に戻ったアイ。青い車であてどない旅を続けるアイに、ユリーから思いがけない言葉がかけられる。「学校に、行かないか」学校ーそれは、かつて人食い玩具が通っていたという場所。期待と不安の中、ゴーラ学園という生者の学校に転入したアイだが、待っていたのは不思議な力を持つ級友たちと、鉄線に囲まれた奇妙な場所だった。そしてアイはそこで、アリスという少年と出会う。アリス・カラーーアイと“同じ夢”を見る少年と。15年前の“あの夜”以来、人は生まれず死者は死なない。これは、神様が捨てた世界で紡がれる、世界を救う夢を見る少女の物語。
函館出身のサイケデリック・ロック・バンドの2作目。アナログな質感を強調した音像も、URCレコードの作品に通じる文学性の高い歌詞も、歪みを強調したストロングなバンド・サウンドも、日本のサイケの系譜を正しく継いでいる。ジャックスやゆらゆら帝国が好きな人にもお薦め。★
マンチェスターの新たな音楽アイコンの誕生を予感させるシンセ・ポップ・デュオのファースト・アルバム。80'sの香りを漂わせながらも、決して懐古に終わっていないのは、その中で表わされているロマンティシズムが本物だから。時に荘厳ささえ感じさせる奥行の深さには高い完成度とともにさらなる伸び代も感じられる。★
2006年に発表されたDIAMOND BESTシリーズから、セールス上位のタイトルを厳選し、大幅にプライス・ダウンして再発売。菅原洋一、金子由香利が歌い上げる、日本人が愛したシャンソン名曲集。
90周年を迎える映画会社と100周年を迎えるレコード会社とのタイアップ企画のボックス。1974年に公開された『なつかしの映画歌謡史』と1950年に公開されたレビュー映画『懐かしの歌合戦』が収録されている。
彦いち得意の創作落語二題。休日は身体に感謝するもんだ……という与太話から、身投げを止めたり息子を怒鳴ったりと妙な展開になる「全身日曜日」、怖いような可笑しいような不思議コント風味の「さいとう」、いずれもスタンダードな“旦那と女房”スタイルで。ライヴ風の芸に、迫力ある声色がぴたり。