韓国生まれの福岡育ちというRAMJAのファースト・アルバム。レゲエ、ソウルなど織り交ぜた楽曲はどれもパワフルで清々しく、独特な歌声と抜群の歌唱力は、声を聴いただけで何の説明もいらないような存在感にあふれている。まさに“本物”の歌が楽しめる。
コザック前田のソロ活動を経ての約2年ぶりの4作目。クレイジーキャッツの「ドント節」をアレンジした(5)や(8)からテーマを“無責任”としたのだろうが、無責任というより青臭く暑苦しい青春パンクなだけ。でもそれを全力でやれるのがガガガの良さだ。
91年結成のベネズエラ出身6人組がその名を世界に響かせた2000年通産3作目が日本発登場。ジャズ、ファンク、ボサ・ノヴァ、サルサ他あらゆる音楽とクラブ・サウンドの要素が混然一体、レトロでいてユーモアあふれる……ひときわ聴き応え増した愉快な音楽は今も新鮮そのもの。
青森の言葉をコミカルに宣伝し続ける伊奈かっぺいの78年の東京でのライヴを収録。しんみりとした話にしょうもない駄洒落をポツリをかましながら語り、歌っていく。歌詞カードを見ながらでないと、アレッどういう意味だとなるスリリングさが醍醐味だ。