長野県方言集成ー明治以来最近まで長野県内で発行された方言集から33文献を選んで編集。五十音順に約2万8千語の見出しを立てて語釈や用例を掲載。長野県内で使われた20世紀の方言はほとんど収録した圧巻の方言辞書。長野県方言地図ー臨地調査に基づく「現在」の実態を地図化。1970年代の実態との比較のほか「新しい方言」も明示。共通語索引ー日常生活で使う共通語が、方言でどう言い表されるかーを、ことばや状況などで8千余の見出し語を立てて列記した。本特別版で新規収録した、便利な方言の逆引き索引。
「第三者のためにする生命保険契約」について、保険契約者・保険者・保険金受取人の関係性や権利の性質・法的構造を、保険法と民法との比較を交えて解明。判例や諸外国の法制度も研究対象に加え、錯綜する保険金請求権の固有権性と機能を多角的に検証!!
自動車保険実務の重要判例を、実務者目線で徹底的にわかりやすく解説!
学会と実務の架け橋としての役割を偲んで。長年にわたって学会と実務の架け橋としてご活躍された故伊藤文夫先生・故溝辺克己先生を偲び、両先生の薫陶を受けた学者・弁護士・実務家が民事交通事故損害賠償の最前線で問題となっている課題を掘り下げた、至極の追悼論文集。
太平洋戦争末期の沖縄戦では、一枚の宣伝ビラを読んで命が助かった人もいれば、それを所持していただけでスパイの汚名を着せられ命を落とした者もいた。鉄血勤皇師範隊の一員として情報宣伝を任務とする部隊に所属した著者は、戦時中の個人的体験から、日米双方の情報戦を核とする心理戦争について長年、研究を重ねてきた。本書では、その半世紀以上にわたる蓄積の中から心理作戦の実際について、自らの経験も折り混ぜながら、具体的かつ詳細にまとめる。戦争中の宣伝ビラや宣伝新聞の数々、その作成風景や撤布の場面を写した写真など、日米双方の貴重な図版も多数収める。
藤森建築探偵が、現代住宅の完成をみた「昭和」に焦点を当てて、そこで成された住宅の主要な改革を探偵の目と足で確認し、つぶさに報告し、建築家の果たした役割を明らかにしている。探偵の目は、洋々たる未来を「住宅」に見ているようだ。その証とはー。
実像に迫る新鑑賞法。実作に役立つ実物大写真と実測図。
多面的な実物大写真の展開と原寸大実測図で名碗の魅力を余すところなく伝える。
本書は、日本人によって育まれてきた中国のやきものから、陶芸史を語る上で欠かすことのできない十点の茶碗を選び、それを収集している博物館と美術館の全面的な協力を得て、あたかも「手で触れて見る」ごとく、あらゆる側面から、名碗の魅力に迫ろうとするものである。